《団子より花見ユーモア・コミュニケーション》レポート

落語に《道具屋》という噺があります。

夜店で道具屋を開く噺ですが、花見客を目当てに出ている露店の中に、今、道具屋はありません。

短刀やおひな様が、落語のように本当に売られていたら買ってみようと思っていましたから、残念でした。

 

落語に《初天神》という噺があります。

初天神に出かけた親子が露店でみたらし団子を買う噺ですが、今、みたらし団子を商う露店は見かけません。

いっぺん嘗めた団子の蜜をもういっぺんつけてやろうと思っていましたから、残念でした。

そのかわり、昔は見かけなかった焼きタケノコや焼き肉、あるいはイチゴ大福などを売る露店が出ていました。

 

そんな中で、桜の下にシートを敷いてお約束通りの花見を楽しむグループもいくつかありました。その他、アベック、親子連れ、おっさん二人……

花見は、やはりコミュニケーションを図る重要な機会になっているようです。

 

右に露店を見て、左に造幣局の桜を外から眺めながら、ついでに《落語DEユーモア・コミュニケーション》を実施……

いえ、《落語DEユーモア・コミュニケーション》のついでに、そんな花見をしてしまいました。

 

空席以外は満席のお客様で、会場は大いに盛り上がりました。

ありがとうございました。