演劇のワークショップがどんなものか、以前から興味がありましたので、先日、某映画監督のワークショップに参加しました。
他の参加者は、役者志望の若者やすでに俳優として経験を積んでいる人たちがほとんどで、監督も新進気鋭の若手監督です。
ですから、使われる台本の登場人物も若者ばかりで、この年で若い者に混じって若者を演じるのはやはり無理がありました。
いえ、その前に台詞を覚えるのがまず大変で……
それでも面白かったのは、即席に組み合わされたメンバーが登場人物や場所を大雑把に設定するだけで、すべてアドリブという、ワークショップの最初と最後に実施されたエチュードでした。
なにしろ自分に与えられた役柄を考えながら、相手が何を言うかによって即興で対応しなければなりませんから、その緊張感は、同じ即席とは言えその世界を全部自分が作り上げる三題噺の比ではありません。
そうそう、三題噺といえば、23日(祝)午後2時から……
え? もう来週? ……ほとんどお稽古していない……
ええと、何かお題を、お願いします。
え? 三題噺より『クリスマス』の方が楽しい?
いや、そうおっしゃらず、是非、伝楽亭にお出でになってお題を……
え? だったら『数学』?
いや、アタシ、とっくに縁を切っているんですけど……
え? 『一攫千金』?
いや、それはアタシの好きな四字熟語……