羽生結弦選手と稀勢の里関

一年納めの場所となる大相撲九州場所は、横綱鶴竜が優勝しました。

今年、六場所の優勝者が、五人となりました。

特に、日本出身力士、大関琴奨菊関、豪栄道関は、横綱昇進が期待されましたが、残念な結果に終りました。

優勝が一度もなかった稀勢の里関に至っては、年間最多勝を手中にしながら、横綱昇進のチャンスを生かせなかったのは、非常にもったいないことだと思います。

日本の伝統である大相撲で日本人がなかなか横綱になれないのは、力はあってもここ一番でその力を発揮できない日本人の特質のように思われます。

 

一方、フィギュアスケートNHK杯では、羽生結弦選手がぶっちぎりで優勝して、グランプリファイナル出場を決めました。

女子でも、優勝、連覇こそ逃しましたが、宮原知子選手が二位になって、やはりグランプリファイナル出場を決めました。

フィギュアスケートを見るかぎり、ここ一番に弱い日本人というイメージはありません。

 

伝統が為せる技かそうでないかという見方もできますし、大相撲で横綱を目指す三人はいずれも三十代でフィギュアスケートの選手は、みんな十代二十代という、世代の違いにあるかもしれません。

 

年代で考えますと、アタクシが力を発揮できないことにも納得がいくわけですが、例の友人は、

「キミの場合、それ以前の問題だろ……」