小学館のビッグコミックに連載中の、さいとう・たかを先生の劇画『ゴルゴ13』の主人公、ゴルゴ13が、海外における安全対策を指南するマニュアルを、外務省のホームページに、13回の連載形式で掲載されるというニュースがありました。
たぶん、日本でもっとも長く連載され、単行本レベルでもいずれ日本一の発刊数を記録するだろうという『ゴルゴ13』の人気の要因の一つに、世界情勢をタイムリーに映しているところがあると思います。
そんなところに着眼して、海外の安全対策を啓発しようという発想にも感心しましたが、何より、それが外務省から出てきたというところに、面白さを感じました。
外務省ばかりではなく、『ゴルゴ13』は、日本の課題の一つになっている〈働き方改革〉にも使えそうな気もします。
幅広い知識と深い教養、それらを基にした発想や計画、準備、行動力などは、文部科学省の教育改革にも活用できるのではないかと思います。
英語にも翻訳されているようですから、英語学習と併せて利用できるようにも思います。
また、社会の教科書的な知識だけではなく、より具合的な世界情勢を把握させることもできるのではないかと思います。
アタクシも、早めに仕事の準備に取りかかるときなどに、
「もう準備をしているんですか」
と声をかけられたら、
「ええ。ゴルゴ13と同じく、小心者ですから……」
と申し上げています。
すると、皆さん、驚かれます。
そこで、
「ゴルゴ13は、小心者だと自分で言ってますから……」
と付け加えますと、
「ゴルゴ13って、そんなに失敗しばかりしてましたっけ……」