昨日、石原元東京都知事が百条委員会の証人喚問に応じました。
喚問の中継をすべて見ていたわけではありませんが、面白かったのは、覚えていないと答えた石原さんに、質問者が、担当者の、知事に報告した、という証言をタテに、それでも知事は覚えていないというのか、と重ねて問いただしたときでした。
石原さんは、
「私は何をすべきだった、とおっしゃるんですか」
と返しました。
これで、相手を黙らせることができたようです。
この台詞は、使えます。
うまくいかなくなったことについて誰かから責任をなすりつけられそうになったら、
「私は何をすべきだった、とおっしゃるんですか」
せっかくですから、あちこちで使ってもらって、
『私は何をすべきだった、とおっしゃるんですか』
を、今年の流行語大賞にしたいと思っているのは、きっとアタクシだけでしょうね……
ただ、問い詰めた方は、
「開き直るな!」
と、言いたくなるところかもしれませんが、ちょいと工夫があると、世の中、少しは暮らしやすくなるかもしれません。
たとえば、
「どないしたら、よかったんやろな……」
と、何となく独り言のように問い返すのも悪くはありませんが、
「さあ、それをアンタに相談に来たんや」
「そないに言わんと、ほなまあ、天ぷらで一杯いこか」
てな……
え?
(やっぱりそんなオチしか考えつかんのか!)