高倉健さんもそうでしたが、渡瀬恒彦さんがにお亡くなりになってから、追悼番組が次々と放映されております。
通常、どんな著名人が亡くなっても、二週間の長きに渡ってメディアに登場することはありませんから、一般的にはすぐに忘れられてしまいます。
思い出されるときは、この一年に亡くなった方として、年末にまとめて報道されるときぐらいかと思います。
これは、渡瀬恒彦さんが数多くのシリーズもののドラマの主演を、それも長年にわたって務めて来られたためでもありますが、おそらく、他の追随を許さぬほどの数になるのではないかと思います。
また、それだけのシリーズに長く出ておられるということは、視聴者はもちろん、芸能関係者、現場スタッフからの信頼も厚かった証左でもあるかと思います。
実は、昔、エキストラの仕事をしておりましたときに、現場で渡瀬恒彦さんとご一緒させていただいたことがあります。
「撮影の邪魔にならないように」
と、一言、注意を受けただけでしたが、そのときに、
「常に集中していいドラマを作ろうとされている方なんだな……」
と感じました。
「稀勢の里関は、その仕事に自分の全精力を傾ける生き方をしているんだな……」
という思いが重なりました。
え?
(それで、アタクシは〜てなオチにするつもりやろ!)
アアタ、よくわかっていらっしゃるじゃありませんか……
遅まきながら、渡瀬恒彦さんの御冥福をお祈りいたします。