恐くない恐い話

昨日、Eテレで、一龍斎貞水先生の『真景累ヶ淵 宗悦殺し』を放送していました。

証明の当て方で貞水先生の顔だけ浮かび上がる演出は、確か、貞水先生のアイデアだと伺ったように記憶しております。

 

夏と言えば怪談です。

テレビでも書店でも幽霊お化け怪談が花盛りです。

恐さが暑気を払うといいうことでしょうが、水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』からこっち、妖怪は人間のお友達のように思っている方が多くなったように思います。

おそらく、それぞれがどういうものか、水木しげる先生を筆頭に、明確に分けた結果かと思います。

 

よくわからないから恐いのであって、それが何か、あるいはその行動の意味が便宜的であってもわかってしまうと、恐怖は失われます。

 

また、先日、ヤマカガシにかまれた小学生のニュースがありましたが、その友達がかんだヤマカガシを捕らえたそうです。

異形の蛇も、恐がられる存在です。

 

世間では、よく、

「女性は恐い」

と言われますが、そう言うのは男であって、女性は、

「男は恐い」

とはおっしゃいません。

 

代わりに、

「女の敵は女」

てなことをおっしゃいます。

 

落語の『饅頭こわい』を持ち出して、

「アタシャ女性がこわい!」

なんてオチいしようと目論んでいましたが、収拾がつかなくなってしまいました。

 

オチのないブログで、アクセス数が減るのが恐い……