本日発売の『新潮45』の広告のメインキャッチフレーズは、
〈空っぽの独裁者「小池百合子」〉
です。
先日、拙ブログでネタにいたしました小池百合子さんを〈緑のタヌキ〉〈傾国〉と評するタイトルに比べれば何と芸のないキャッチコピーかと思いましたが、芸のあるなしに関わらず、他者を批判、非難、あるいは笑い者にする言葉が、世の中にあふれているのではないかと、感じます。
日本人は称賛の下手な国民だと言われて久しいにも関わらず、また、ほめるための書籍が販売され、セミナーが開催されているにも関わらず、一向に日本人が下手な称賛しかできない反面、他者を蔑み批判非難する言動が世の中に横行しているのは、このようなマスコミの姿勢が一つの要因になっているからだ……、とまでは申しませんが、ちょっと考えなければならない点ではないかとも思います。
なにしろ、マスコミの影響力は絶大ですから、私たちはマスコミが用いる言葉をすぐに取り入れてしまいます。
次々と批判非難の言葉が産み出されれば、瞬く間にそれは世の中を席巻しますが、それに反比例して称賛の言葉が産み出されなければ、称賛に残されるのは、紋切り型の貧しい言葉ばかりでしょう。
そんな状況を打開してほめるための語彙を増やすために、アタクシ、自画自賛の推進を提案したいと思います。
鏡を見ながら、既成の言葉ではなく、新しい言葉を考える。
たとえば、
「今日で1000日連続ブログ更新達成! 素晴らしい!」
「1255本に及ぶブログは含蓄のあるものばかりで、感嘆するばかりだ!」
「ブログのアクセ数もうなぎ上りだ!」
え?
(結局それが言いたかったのか!)
(含蓄ある内容なんかやなくて、空っぽの独り言やないか!」
(ウナギのぼりのアクセ数なんてウソつくな!)
批難轟々……