今朝のNHKの〈インタビューここから〉のゲストは、音楽家の中田ヤスタカさんでした。
機械いじりから始めた、機械を駆使して歌手の声も素材として作曲する方法が、カラオケを作って最後に歌手に提供するプロの作曲法と違うことに違和感をボ得ながら、結局、独自のやりかたでヒット曲を飛ばしている方です。
《人それぞれの方法でいい》
《自分が納得したもので失敗した方がいい》
という言葉が、一見、当たり前のことのようでありながら、実は結構難しいことではないかと思いました。
難しい第一は、人それぞれの方法、つまりその独自の方法を得ているかという点です。
何事においても基本、あるいはマニュアルといったものが存在し、世の中の大半の人はそこから入っていきますから、
「独学で……」
なんてことで成果をあげた人に注目が集まるのではないかと思います。
ただ、基本から独自の方法論を見つける人もいらっしゃるかと思いますが、それが周囲から異端扱いされると、独自の方法を貫くことができるか否かという問題に直面することになるかとも思います。
なにより、独自の方法でそれなりの結果を出さなければなりませんから、こうしたことを口にできる中田さんは、たいした人だと思います。
アタシも、いつも独自の方法を試みておりますが、例の友人によりますと、
「キミの場合、失敗するたびに、運が悪かったとか相手が理解できないんだって、責任転嫁するよね……」