和製英語《ワン》《ツー》

子育て中のお母さんやアルバイトで共通して耳にする言葉が、

『ワンオペ(ワンオペレーション)』

です。

ほんとうは、二人三人でこなしたいところが、一人でこなさなければならない場合に使われるようですが、これはれっきとした和製英語だそうです。

 

新明明解国語辞典第七版(三省堂)には、《ワンオペ》はまだ載っていませんが、

《ワンクッション》《ワンタッチ》《ワンパターン》《ワンポイント(アドバイス)(リリーフ)(レッスン)》《ワンマン》《ワンルームマンション》など、《ワン》を使った和製私語が多数見られます。

 

《ワンステップ》《ワンダーフォーゲル》《ワンダフル》《ワンサイドゲーム》《ワンスモア》《ワンピース》など、正式な英語として通じる言葉も並んでいるだけに、欧米人に通じる英語とそうでない和製英語は、分けて覚えていないといけないてな話は、もう昔からありますが、《ワンオペ》のように新しい和製英語が次々と生まれる土壌を、日本語は持っているようです。

 

ところが

 

 

 

《ツー》

には、

《ツーショット》

《ツートンカラー》

《ツーバイフォー》

《ツーピース》

《ツーリスト》

と、和製英語はありません。

 

これから考えると、日本人は《ワン》に妙なこだわりがあるように思われます。

 

(なんでや!)

と聞かれると困りますので、今日はこの辺で……

 

ぼか! どす! ごん!