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サワコの朝から〜中村玉緒さんの教え〜

今日の《サワコの朝》(MBSテレビ)のゲストは、中村玉緒さんでした。

すっかりお馴染みになったあの笑顔を見せながら、最後にぽろりとおっしゃった言葉が印象的でした。

 

「お金には恵めれしまへんでしたけど、人には恵まれてます」

 

こんな台詞を口にできる人だからこそ、お金で苦労をするしても、人に恵まれるのではないかと思います。

 

お金に恵まれて人に恵まれるのが、一番の幸せかと思いますが、世の中、そうは問屋が卸さないようで、中村玉緒さんのように、お金には恵まれていなくても人に恵まれる方もいらっしゃれば、お金に恵まれても人には恵まれない御仁の少なくないのではないかと思います。

おそらく、お金にも恵まれず、人にも恵まれない、という方も、いらっしゃるのではないかと思います。

 

世間には、お金の儲け方や良好な対人関係を構築するスキルを伝授する書籍やセミナーはよくありますが、〝恵まれる〟という発想で考える教えを見かけることはありません。

〝恵まれる〟という言葉に、天から与えられた、というイメージがあるからかもしれませんが、先頃世間を騒がせた森友学園の奥様の、一部報道されている様子と、中村玉緒さんを比べれば、どういう人が人に愛され恵まれる人かということが、見えて来るのではないかとも思います。

 

それだけのことがわかっているのに、どうしてアタシは……

という、いつものオチで……

 

え?

(恵まれていることに気がつけよ!)

ゴルゴ13・パート10 Gマニュアルの謎

外務省のホームページに掲載されているゴルゴ13シリーズも、10回を数えます。

 

外務省が出す安全情報を、ゴルゴ13を通して一般に知ってもらおうという主旨で始まった企画ですが、ゴルゴ13がどんどん間抜けに見えてくるのは、アタクシだけでしょうか。

 

今回のオチは、世の中に拡散するGマニュアルについて、

「勝手に名前を使われるのは……」

との発言も、ゴルゴ13らしくないと思いましたが、直後に相手から、

「GマニュアルのGは、外務省のGです」

には、岡田准一さんも真っ青てなほど、ひっくり返るような衝撃を受けました。

 

でも、これは使えそうです。

「ZマニュアルのZは、桃色クローバーZのZではなく、マンジンガーZのZです」

とか、

「QマニュアルのQは、Q&AのQではなく、ウルトラQのQです」

とか、

「XマニュアルのXは、ミスターXのXではなく、仮面ライダーXのXです」

とか、

 

え?

(そんな会話が交わされることなんか、あるわけないやろ!)

白竜の発想

東京の築地市場豊洲に移転する計画で、問題点として最初に浮上したのは、汚染土対策として当初盛り土が決定されていたはずなのに、実際には使用目的がよくわからない地下空洞が作られていたとうことだったかと思います。

どういう経緯で誰が計画を変更したのか、責任者を追及する話になって、先だって石原元東京都知事やら浜渦元副知事やらが百条委員会で証言してから、次は小池知事が移転の可否をいつ判断するのか、というところに何となく焦点が移ってしまい、なぜ、盛り土が地下空洞に変更されたのか、という当初の問題点は、うやむやになってしまっているようです。

 

その疑問に答えてくれたのが、現在週刊漫画ゴラク日本文芸社)に連載中の『白竜』(原作・天王寺大さん 画・渡辺みちおさん)です。

「汚染された土地に、なぜ移転したのか……」

と、いう疑問に、

「移転先は、汚染された土地でなければならなかった」

という逆転の発想で物語を展開しているところが、秀逸、というよりは、真実ではないかと思ってしまうほどです。

 

ただ、細く長く搾り取ろうとするやり方は、白竜のいつもの手口ですから、案外、そうした生きかたをしている方なら、市場の地下空洞の謎もとっくに解けていたのかもしれません……

社会的に認められない方々の行動はいただけない、とは思っておりますが、発想は頂戴したいな、と思いました。

46年も逃げた指名手配犯より興味深いニュースなんて……

稀勢の里は大丈夫ですかね」

阪神は調子よさそうですね」

「高浜4号機、営業運転開始ですね」

「テロ準備罪、衆議院を通るでしょうね」

オッサンが集まる職場に参りますと、そんな話ばかりで、誰も46年近く逃げていた過激派の指名手配者と思われる男が捕らえられたというニュースを話題にしてくださいません。

指名手配犯らしい男の身柄が確保されたなんてニュースなんて、世間の人の興味を、アタシが思うほどには引いていないようです。

 

改めて考えてみますと、ニュースの価値てなもんは、いったいにどこにあるのでしょうか……

世の中が必要としているニュースかどうかなんてアンケートをいちいちとってから報道するわけにはまいりませんから、なんとも言えませんけれど、もしかしたら、通常、お天気以上に必要とされるニュースなんて、存在しえないのかもしれません。

 

先日、

「新聞を読めとよく言われるけれど、ほんとうに新聞は読まなければならないものですか……」

と、ある大学生に問いかけられました。

「新聞を読む意義は、単なる報道にあるのではなく、報道されるなんやかやについて、それぞれの新聞社の考えがでているところにあるのではないかと思います」

と答えましたところ、

「誰かの考えを自分の知識に加えるなら、新書の評論文を読んでもいいのではありませんか」

と言われました。

 

「いや、新聞に記載されたニュースに関わる人間、たとえば、逮捕された指名手配犯の背景や心情を想像するのも、面白いよ」

「別に指名手配犯でなくても、このオッサン、何を考えているんだろう、と考えるのも同じではないかと思います」

 

どうやらその大学生は、目をキラキラさせながら、指名手配犯とアタクシに共通する何かがあるように思っているようでした。

さすがに、

「キミ、勘違いをして……」

 

え? なんですか?

(勘違いやない!)

《小説現代》ショートショート・コンテスト入選!

講談社の文芸雑誌《小説現代》6月号の〈ショートショート・コンテスト〉に、拙作『天啓博士』が入選いたしました。

 

昨年12月から、久しぶりにショートショートを書きたくなって、こっそりいくつか応募しておりましたが、いっかな予選も通過できないような次第で、最後に本作『天啓博士』をダメ元で最後に送って、もうすっかり忘れておりましたが、ふと、本日、そういえば昨日、発売発表日だったと思い出して、仕事帰りに途中の書店に立ち寄りましたところ、掲載されておりました。

 

皆様、もしよろしければ、お時間のあるときでかまいませんので、お近くの書店にお寄りくださいました折に、立ち読みでもしてくだされば、幸いに存じます。

 

「なんや、こんなんでよかったら、わしでも書けるわ!」

 

なんて感想を送ってくださっても構いませんが……

 

え?

(賞金はどないすんねん!)

 

てなことは聞いてくださるな、とお願いするつもりでおりましたのに、先に言われたら、かないまへんな……

 

ほな、今夜はもう、おやすみなさい!

 

指名手配者から学べるかもしれない不謹慎なこと……

面識のある人ではない。

テレビに映る芸能人や政治家などでもない。

でも、昔の顔を、駅や交番などでときどき見かける人がいます。

指名手配されながら、長く消息のわからない犯罪者です。

 

1971年に警察官を殺害した容疑で、過激派中核派の大坂正明容疑者と見られる男が捕まりました。

46年近く逃げていた勘定になります。

 

整形を繰り返して何度か警察の手をすり抜けていた女が捕らえられたとか、お〜いと呼びかけられる手配ポスターの男が死亡していたなどといった、息をするために海面に姿を現すクジラのように、ときおり重要手配者の逮捕、消息が伝えられます。

そたびに、この人は、いったいどうやってこれまで生活してきたのだろう、生きるための危機と絶望をどうやって乗り越えてきたのだろうと思ってしまいます。

 

もちろん、マスコミがその逃亡生活の一面を報じてはくれますが、そうまでして生き続ける彼らの内面まで教えてはくれません。

 

冤罪という可能性もあって逃げているのかもしれませんが、いずれにせよ捕まることをよしとせずに官憲を逃れて生きるためには、それなりの術と精神があるはずです。

 

もしかすると、そうしたことは、現状に苦しんで死を思う人の視点を変えて、生きる方向を示唆してくれるかもしれません。

 

芥川龍之介先生の『羅生門』を思い出しながら、誠にもって不謹慎な発想を、ふと、してしまいました……

第35回ちりとてちんの会〜『ぞおん』〜

昨日の《第35回ちりとてちんの会》は、たいへん面白うございました。

お目当ての『百年目』をはじめ、三ん生師のお馴染み『たがや』、春乃嬢の『祝いのし』美里譲の『風呂敷』、ちろり嬢の『稲荷俥』もさることながら、東家静香嬢の『ぞおん(作・立川吉笑師)』には笑いました。

 

ぞおん(ゾーン)と申しますのは、たとえば、先場所、怪我をしながらも稀勢の里関が、優勝決定戦を制したように、集中力が高まって、自分の実力以上の力が出る状態だそうです。

あるいは、打席に立ってボールが止まって見える野球選手の状態だそうです。

ただ、この状態は、一般の人には理解不能のようです。

 

ですから、まあ、ネタ自体に、そうしたパワーが秘められているのかもしれません。

 

静香嬢のあとを受けてトリを務めた豊蝶師も、マクラで『ぞおん』を持ち出して笑いを取っていたほどですが、そのせいかどうか、『京の茶漬け』の最初の重要な場面説明を忘れてしまっておいでのようでした……

 

終演後。

七人の演者と朝から会場設営受付などに携わったスタッフの他に、お客として参加したアタクシも中に入れてもらっての、打ち上げでも、『ぞおん』をネタに楽しい時間を過ごせました。

 

しかし、毎度のこととはいえ、十数人が寄って酒を飲みながら、次々とボケとツッコミが飛び交う光景は、そこらのお笑い番組より圧倒的に笑わせてくれます。

 

健康のためにも笑いは大事だなんてことが世間では言われておりますが、世の中には、何日も笑ったことがないという方のお話を耳にすることがあります。

 

そういう方ほど、ちりとてちんの会の打ち上げに参加するべきではないかと思います。

ただし、それによって落語の〝ぞおん〟に入ってしまうと、世間一般の人に理解されなくなるかもしれませんが……