視点の転換を図る根底に何があるのか?

これまで自分の人生とは無縁であった、異分野、異文化を生活の中に取り入れるということは、視点を変える方法の一つになります。

ただ、視点を変えるために、あるいは事業の拡大を目的に、たとえば異業種交流会などに参加しても、得られるものは少ないのではないかと思います。

むしろ、そうした目的を離れて異分野や異文化にのめりこんでいくほうが、仕事はもちろん、人生の幅を広げるのにも有意義ではないかと思います。

 

たとえば、落語家の笑福亭生喬氏は、宝塚に嵌まっているそうで、落語とは無縁の宝塚ファンの注目も集めているようです。

 

たとえば、講談師の旭堂南鷹師は、大相撲の琴勇輝関と親交があり、それを新作講談に仕上げています。

また、南鷹師は競馬にも造詣が深く、競馬新聞のコラムにも寄稿されているそうです。

もちろん、騎手との親交もあるそうです。

 

たとえば、仕事とは関係のない、落語講談の世界にアタクシも身を置き、講談師の旭堂南鷹師ともお話しする機会がありますので、

「今度、関西初お目見えの日本中央競馬会の女性ジョッキー、藤田菜七子騎手を紹介してね」

とお願いすることもできます。

 

この話に、

「キミの場合、異分野や異文化に触れて視点の転換を試みても、根底にあるものが変わることはないようだね」

とは、例の友人の弁でした……