冬季オリンピック、スピードスケート女子団体パシュートで、オリンピック新記録で日本チームが優勝しました。
昨年の優勝チームで、個人の力に優るオランダに勝てたのは、スタートしてからの素早い隊列や速やかに先頭を交替するチームワークがその要因だったようです。
陸上男子のリレーでも、個人の力はメダルを獲得できるほどではないけれど、バトンを渡すわずかな時間を短縮することによって、メダルを獲得しています。
日本の野球でも、犠打という発想があります。
フォアザチームとは、外国人も口にするようですが、だからといって、日本人の〝我慢〟や〝辛抱といった言葉は存在しないように見えます。
「自分が我慢さえすれば……」
という考えはすぐに捨てて、「〝男〟捨離する」とは、昨日拙ブログでご紹介した『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)で西原理恵子さんんが記されていることです。
ただ、
「我慢(辛抱)した甲斐がありました」
てな、言葉が彼女(彼)らの口からことはありませんから、ほんとうのチームワークというのは、自分も辛抱しないし、相手に我慢を強いない、ということではないかと思います。
ちなみに、高木美帆選手は、平常の落着いた声でおっしゃった、
「感無量です」
という言葉は、藤井聡太五段も用いていらっしゃいました。
高瀬耕造アナウンサーは、一糸乱れずに滑る日本の女子パシュートチームの姿を、
「美しい」
と評されていました。
ほんとうに、おめでとうございます!