昨日、スピードスケート女子500で、小平奈緒選手がオリンピック新記録で優勝しました。
小平選手は、2014年のソチ大会でメダルを逃して、
《何かを変えなければ……》
と強く思い、
《日々自分超え》
をモットーにトレーニングに励み、優勝が決まったときには、ライバルで氷上の女帝と呼ばれた韓国の李相花と抱き合い、
《今もあなたをリスペクト(尊敬)している》
と声をかけ、李選手も、
《私もあなたを誇りに思う》
と応じたそうです。
どの競技に限らず、頂点を極める人、極めようとする人の言葉には、挫折を味わったから、ライバルがいたから、そんな当たり前に口にされる教えの上に、素晴らしい感動を冠してくれます。
一方、国ぐるみのドーピングが認定されて個人資格で出場が認められているロシア選手は、昨日の時点で金メダルを獲得していないそうです。
韓国と北朝鮮の合同チームを喜んでいるのは、どうやら政治的な駆け引きで手柄を得ようとするお偉いさんばかりのようで、当の選手たちは白けているような会見が報じられていました。
そんなところも見える今大会だからこそ、頂点を極めし者の言葉がより尊く聴こえるのは、アタクシだけでしょうか……
オリンピックの楽しみは、まだ尽きません。