ベルサイユ宮殿のゴーン被告〜池に落ちた犬は叩かれる〜

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告がベルサイユ宮殿で行った結婚披露宴でフランス、ルノーの資産を不正に流用した疑いがあるというルノーの内部調査を、フランスのフィガロが報じたそうです。

 

つい先日まで、カルロス・ゴーン被告の勾留を不当としていたフランスが、ここに来てこのような報道に転じたのは、もしかしたら、ゴーン被告とビジネスで敵対していた勢力が、

〈池に落ちた犬は叩け〉

とばかりに、叩くための棒を集めはじめてのかもしれません。

 

ヨーロッパや中国とは違って、〝死者に鞭打つ〟ことなどしない日本では、池に落ちた犬を叩くことは稀かと思います。

なにしろ、己の正当性を強硬に主張しない、よく言えば言い訳をしない文化が根付いていて、周囲も〝落としどころ〟を考えるお国柄ですから……

 

だから、アタクシ、とっても久しぶりに、

〈池に落ちた犬は叩け〉

という言葉を連想したように思います。

 

でも、日産で不正を働いていたなら、フランスのルノーでもいろいろ不正に資産を流用していてもおかしくありません。

 

〈一事が万事〉

ということになりましょうか……

友情役割論……

友達との一つの関係性を、役割によって確かめることは可能だろうか?

 

たとえば、コナン・ドイル先生の『シャーロック・ホームズ』において、ホームズとワトソン博士は、相互にその役割を認めることで、友人として尊重し合っていると言えるかと思います。

 

でも、たとえば、いじられキャラとそれをいじる役割を相互に担っていることで、友達関係が維持されているとしたらどうでしょうか……

学生時代には、よく見られることかもしれません。

ただ、大人になっても、つまり社会人として相互にそれが継続して成立しているかと言うと、難しいのではないかと思います。

 

たとえば、いじる側が、友人に対してふざけている、という自分の認識の中に、悪意が潜んでいるか否かを問うことはないように思います。

 

いじられる側は、それで相互に友達だと思っていても、もしかしたら、自分の中にそれを不快に感じていることに蓋をしているかもしれません。

 

問題は、そこに尊重と信頼があるかという点にあるように思います。

 

これを例の友人に語りましたら、

「それって、ボクのことを言ってるんかな?」

盲導犬協会の「弁護士から違法な点はないとの答を得ている」

盲導犬の普及を行う日本盲導犬協会契約社員として勤務していた、視覚に障害のある女性が、視覚障害者への配慮を欠いた差別的扱いを受けたとして賠償金を求める訴えを起こしたとそうで、この女性は、

「障害者を支えるべき団体で、差別的な対応があったことに強い憤りを覚える」

と述べ、協会は、

「弁護士からは違法な点はないとの答を得ている……」

とのコメントを出した、なんて報道がありました。

 

もちろん、盲導犬協会の担当者の対応が不適切だったと断言はいたしませんが、

〈弁護士からは違法な点はないとの答を得ている〉

というコメントは、却って、

「こいつら、やっぱり障害を持っている人の気持ちなんか考えようともしない、冷たい奴らとちゃうか」

と思ってしまいます。

 

そのことについて、どう答えるかで、その人に対する印象が変わってしまうということを、誰もがもっと認識しなければならないのではないかと思いますが、こんな話を例によて例の友人に語りましたところ、

「キミの場合、答え方によって印象が変わってしまうということはわかっているんだよね……」

森友問題から〜都合よく発言内容を合体させる人々〜

一昨日、報告書を職員に代筆させる議員について記しましたところ、留五郎さんより、

「政治(屋)の文章力適性テスト賛成いたします。自分は正しいと確信している輩ほどタチが悪いものはありませんね」

とメールをいただきました。

 

森友学園の国有地売却問題で、立憲民主党共産党の議員が、試掘して作成した工事業者の説明を受けたあと発言した内容について、工事業者が、

「正確に引用されておらず、都合よく発言内容を合体したため全く異なる意味内容となっている」

と反論したと、NHKが報じています。

 

《政治家の命は言葉》

とは、前回も記しましたが、文章力もない輩に政治は任せられませんが、留五郎さんのおっしゃる通り、

「自分は正しいと確信している輩ほどタチが悪いものはありません」

という見本が示されたように思います。

 

でも、実はここにこそ、人間の人間たる由縁があるようにも思います。

自分にとって都合のいいところだけ受けとって、そうでないところは、勝手な言い訳をこしらえて受け入れようとしないのではないかと思います。

 

ただ、それをやってちゃってる政治家には、その看板を、バッジを返してもらわないといけないようにも思います。

 

そんな話を例によって例の友人に語りましたら、

「政治家のバッジには縁のないキミだけど、それ以外の看板やバッジなら、たっくさん返しているはずだよね〜」

と、楽しそうに言いやがりました……

古々粋亭節分落語会・三題噺『トランプ大統領』『スマホ』『興福寺』

昨日、奈良の古々粋亭にて、節分落語会を開催いたしました。

 

今回を、大喜利をせずに、じっくり落語を聞いてもらう会にしましたが、アタクシは、例によって三題噺をいたしました。

 

いただいたお題は、『トランプ大統領』『スマホ』『興福寺』でした。

 

奇しくも、本来の三題噺でいただくお題、人物、場所、事物の三つがそろいましたが、こうなると、案外やりやすくなります。

 

その人物を、その場所に連れてくればいいわけで、それに事物をつけてオチをつけると、落語になります。

 

奈良の古々粋亭に行こうとした二人が、大勢の外国人のために進むことができず、何があるのか、『スマホ』で調べたところ、アメリカの『トランプ大統領』が『興福寺』を訪れているということで、どうしてきたのか、やはり『スマホ』で調べてみたら、『興福寺』の再建された金堂を、英語でゴールデンハウスと聞かされて、ゴールド好きな『トランプ大統領』が見に来たというわけでした。

トランプ大統領』は、ツイッターで、ホワイトハウスをゴールデンハウスに建て替えると発表し、それを見て、

「国境に壁を作るとか、核軍縮から撤退するとか、思いつきでいろいろしてるけど、頭はあんまり切れへんな」

「頭は切れへんけど、トランプや。カードはよく切る」

                                   デンデン

政治家に『政治家適性検査』を……

政令市のうち、8議会で視察に同行した職員が議員の代わりに報告書を代筆していた、読売新聞の取材で明らかになったそうです。

 

議会での質問を職員に代筆させることについても、これまでの報道fは否定的な見解が大勢を占めているようです。

 

以前、どこやらの議会では、視察した議員のほとんが、ほほ、同じ文言の報告書を提出していたとして問題になっていました。

 

どれだけ忙しくても、そこを他人任せにしてたらあかんやろ、とアタクシなどは思っておりますが、ひょっとしたら、選挙で選ばれる人の多くが、実は文章作成能力に欠けているのでないでしょうか……

 

個人的に、日本の教育制度では、体系的に文章の書き方を指導し、トレーニングすることが欠落しておりますから、当然と言えば当然かもしれません。

でも、

《政治家は言葉が命》

なら、これを疎かにする者は、政治を志していけないのではないかと、アタクシ、僭越にも思っている次第でございます。

 

いっそのこと、年に一回、全国規模で『政治家適性検査』を行い、その一つの項目として〈報告書〉〈質問書〉を書かせる試験を実施して、これに合格した者だけが立候補できる資格が得られる、なんてことにしたら、政治家の質も高くなるのではないかと思いますが、どんなもでっしゃろ……

 

アタクシ、別に政治家になるつもりはありませんから、勝って放題言わせてもうてますけど……

今日はツインテールの日!

本日、2月2日は、『ツインテールの日』ということで喜んで日本ツインテール協会(2012年設立)のホームページを見ましたら、お下げ髪のかわいい女の子ばかりが出てくるではあ〜りませんか!

 

ツインテールと言えば、あの『帰ってきたウルトラマン』に登場する、古代怪獣ツインテールをおいて他に何がありましょう!

芋虫のような姿で頭を下にした逆立ちの格好で上に二本の尻尾を上げた姿を見て、これまでの怪獣の発想を変えたそれにひどく感動したことを、アタクシは昨日のように覚えております。

それが、腕が鞭になっている地底怪獣グドンの餌だという設定でしたから、おそらくツインテールと言えばウルトラ怪獣でしかないと信じているのは、アタクシばかりではないように思っておりますが……

 

『髪型としてのツインテールよりもはるかに発祥が古く、かの髪型はこれが語源であるとの説もある。』(pixivの百科事典)

 

とありますから、ツインテール協会は、本来のツインテール愛好家を欺くようなことをしてはいけな……

 

ぼか! どす! ごん!