盲導犬の普及を行う日本盲導犬協会に契約社員として勤務していた、視覚に障害のある女性が、視覚障害者への配慮を欠いた差別的扱いを受けたとして賠償金を求める訴えを起こしたとそうで、この女性は、
「障害者を支えるべき団体で、差別的な対応があったことに強い憤りを覚える」
と述べ、協会は、
「弁護士からは違法な点はないとの答を得ている……」
とのコメントを出した、なんて報道がありました。
もちろん、盲導犬協会の担当者の対応が不適切だったと断言はいたしませんが、
〈弁護士からは違法な点はないとの答を得ている〉
というコメントは、却って、
「こいつら、やっぱり障害を持っている人の気持ちなんか考えようともしない、冷たい奴らとちゃうか」
と思ってしまいます。
そのことについて、どう答えるかで、その人に対する印象が変わってしまうということを、誰もがもっと認識しなければならないのではないかと思いますが、こんな話を例によて例の友人に語りましたところ、
「キミの場合、答え方によって印象が変わってしまうということはわかっているんだよね……」