2015-01-01から1年間の記事一覧

実践する学問

Yahoo!のニュースに、『バカ田大学東大で開講!』が掲載されていました。 御存知、赤塚不二夫さんの名作『天才バカボン』のバカボンのパパの母校です。 大学のテーマは、〈バカとは何か〉ということらしいのですが、それが日本の最高学府、東京大学で開講さ…

喫茶店の可能性

昔、〈純喫茶〉の看板を見かけて、〝純〟ではない喫茶店もあるのか、と疑問に思ったことがありました。 少し考えてみると、ジャズ喫茶、歌声喫茶、漫画喫茶、メイド喫茶、カラオケ喫茶などが思い浮かびます。 数十年前には、大阪にノーパン喫茶なんてのもあ…

人生診断

「皆さん、ちょっとした心理テストです。今、頭に浮かんだ四字熟語は何ですか?」 「私は『質実剛健』です」 「『一心不乱』かな……」 「やっぱり『真実一路』でしょう」 「では、次に頭に浮かんだ四字熟語は何でしょうか?」 「私は『正々堂々』ですね」 「…

早く帰ろう!

まだ仕事をしているスタッフに向かって、毎日、 「お先に失礼します」 と言って人より早く帰るとにやや後ろめたさを感じている人がいらっしゃったら、会社を出るときの挨拶を少し変えてみるといいかもしれません。 たとえば、月曜日には、 「(両手を羽ばた…

ショッピングモールに家族の幸せを……

ショッピングモールのイートインで食事をする家族のすべてが、幸せとは限らないようです。 今日も例のごとく近所のショッピングモールのイートインでマクドナルドのアップルパイをミスタードーナツのコーヒーとともに一人で食しておりましたところ、二人の幼…

三題噺・笠地蔵

お題をいただきました。 『募金』『地蔵』『忘年会』 清・皆、揃てるか…… 喜・揃てる、揃てる。 清・何や、喜ィ公、その格好は? 喜・見たらわかるやろ。真っ赤な服と帽子ときたら…… 清・やっぱりサンタクロースか…… 喜・そうや。子供らの施設に米やら餅やら…

皆様どうぞ〝あいの手〟を……

今日、某駅前で某銀行が募金を行っていました。 「ほにゃらら銀行です。愛の募金をお願いします!」 と、その銀行員と思しき四、五人の、若い男性が募金箱を持って声を張り上げていました。 「何かと忙しい年末、それも休日の土曜日にわざわざ駅前で募金活動…

ゲゲゲ! 水木しげるさんがお亡くなりになって……

水木しげるさんがお亡くなりになって、何本か追悼番組が放送されるようです。 確かに、水木しげるさんは、現代の妖怪ブームの立役者の一人に違いありませんが、どういうわけか、日本を代表する三大妖怪、鬼、天狗、河童が蔑ろにされているように、アタシは以…

審判ロボットの矛盾

アメリカでは、将来、ロボットが野球の審判をするそうです。 そうなったら誤審がなくなります。 審判に対する抗議もできなくなります。 抗議する監督が、退場を宣告されるシーンは見られなくなります。 日本の大相撲では、行司がロボットになり、土俵の下の…

流行語で終わらせるにはもったいない言葉

新語・流行語大賞が発表されました。 候補に挙げられながらトップ10に入らなかった『戦争法案』は、『アベ政治を許さない』に吸収されたせいだと思いますが、何しろただの流行語ですから、いずれも来年にはきっと忘れ去れるに違いありません。 でも、それ…

《ターミナル》鑑賞

毎月1日は、1100円で映画を観ることができる日です。 アタシも朝から映画を観にいきました。 「あの、終起点……」 「ターミナルですか。佐藤浩市さんが主演の……」 「そうですどうです」 よくよく確かめると、『起終点〜ターミナル』(原作・桜木紫乃さん…

常識を360度覆す困難

『常識を覆せ』 とはよく言われますが、それが簡単ではありません。 かつて新撰組といえば敵役と相場が決まっていましたが、今では新撰組にそんなレッテルを貼っている人はいません。 子母沢寛さんや司馬遼太郎さんら、作家の尽力によって常識が覆された典型…

三題噺・子供闇鍋(そのまんまや〜)

お題をいただきました。 『子供』『闇鍋』『妖怪ウオッチ』 清・おお、喜公、用意はええか。 喜・ええで、鍋もグツグツいうてるさかい、そろそろ持ってきたもん、入れよか。 寅・おとう。 清・お! 何や、寅、まだ起きてたんか。 寅・うん。 清・子供ははよ…

12月23日午後2時開演!

お知らせいたしておりました、伝楽亭で12月23日に開催いたします《三題噺の会》の時間が決まりました。 午後2時開演でございます。 前回と同じく演者は、八景師、かかし師、源張師と、不肖アタクシでございます。 当日は、朝(たぶん9時ごろ)から終日…

羽生結弦選手・宮原知子選手 優勝おめでとうございます!

フィギュアスケートNHK杯男子では、羽生結弦選手が世界で初めて300点を超える数字をマークして優勝しました。 マスコミもこぞって大きく報道しています。 一方、女子は、宮原知子選手が優勝しましたが、報道機関によっては、宮原選手より3位の浅田真央選…

《ストレスチェック制度義務化》を笑ってストレス解消か?

12月1日から《ストレスチェック制度》が義務化されます。 《ストレスチェック制度義務化》をこのブログで取り上げるにあたり、先に謝罪しておきます。 お読みになって、却ってストレスを感じた方、不快になったという方がいらっしゃっいましたら、申し訳…

残酷な新旧アニメソングの見分け方

今日、職場の若い同僚とカラオケに行きました。 当然、アタシの知らない最近の流行歌を歌ってくれるものと思いきや、アニメソングを熱唱。 こちらも思わずアニメソングのメドレーや仮面ライダーシリーズを歌ってしまいました。 それぞれ何曲か歌ったところで…

『紅白歌合戦』+『本屋大賞』

今年も『NHK紅白歌合戦』出場歌手が発表されました。 『NHK紅白歌合戦』で歌うことは、多くの歌手にとって夢であり、目標でもあります。 初出場が何組あって、毎年出ていた誰それの名前が今年はなくて…… といった報道がしばらく世間を賑わわせます。 一時の…

「頭、切り替えなさい!」

江上剛さんの短編集『退職勧奨』(実業之日本社)の中に『ハローワーク』という作品があります。 信用金庫を定年退職した60歳の主人公が、再就職を試みる話です。 支店長まで勤めた主人公に、管理職だった人の再就職を斡旋するハローワークの担当者は、 「…

遅かりし琳派にクラゲの触手舞う……(お粗末)

平日で空いているだろうと思って『琳派誕生400年祭』を見に〈京都国立博物館〉に行きました。 でも、23日に終わっていました。 アタシがカラオケ大会大阪決勝に出て打ちのめされている間に…… 〈ちりとてちんの会〉に池田まで出向いてドッカ〜ンと大笑い…

我々の世界

「就職、どうするの?」 「まあ、朝は少しゆっくりして、残業なんかはなくて、それで月給が20万以上あるところがええな」 「そんな動物園みたいなとこ、ないで」 「え? 動物園?」 相手が落語の『動物園』を知らないと、この話は通じません。 「ああ、あ…

三題噺・撮影中

以前から出ておりましたお題です。 『たい焼き』『タイヤ』『ダイヤ』 監督・シーン35、宝石店2。店頭でスマホ。はい、用意…… スタート! 男・(プルルル〜プルルル〜……)はい。わし。何?……え? おかんがけがした? どないしたんや? え? 自転車でたい…

〈ちりとてちんの会〉の『ドッカン打ち上げ』!

昨日の〈ちりとてんちんの会〉も盛況でした。 毎度楽しいのは、終演後の打ち上げです。 演者はもちろん、お囃子やら受付やらお茶子やらを担当した関係者からアマチュア落語家、追っかけの客や久しぶりの後輩、ご意見番など、出身、職業、学歴もバラバラの、…

懲りない理由

公募の童話やショートショートでは、数本の入選経験がありますが、ボツになった作品は数知れず…… 小説の新人賞に応募していくつか予選は通過しても、最終審査に残ったことはありません。もちろん、予選すら通らなかった作品は数知れず…… 自ら出版社に売り込…

カラオケ大阪決勝結果報告!

惨敗に乾杯…… まあ、そんなシャレを言うてる場合やおまへんが、世の中、歌のうまい人がほんまにぎょうさんいてはるんやということを、骨身に刻み込まれるほど思い知らされました…… 猫騙しや八艘飛びといった目くらましのような技なんかでは太刀打ちできない…

本日のカラオケ戦法

失敗しないようにうまくやろうとすると、緊張して却ってしくじってしまいます。 今日はカラオケ大会大阪決勝がある日ですが、出場者は100名を越えております。 おまけに、アタシなんかよりも歌のうまい人がぎょうさん出てこられることでしょうから、失敗…

北の湖理事長のご冥福をお祈りいたします。

相撲協会の北の湖理事長がお亡くなりになりました。 つい先日、奇手猫騙しを話題にいたしましただけに、テレビの速報で訃報を知った衝撃は、非常に大きゅうございました。 訃報が流れた昨日は、櫓投げ、猫騙しで話題となった無敗の横綱白鵬関に土がついた日…

〈相手にあることを強く求めるけど、それがいざ実現したとき、失敗したと気づく〉

文春文庫の『時の罠』は、辻村深月さん、万城目学さん、米澤穂信さん、湊かなえさんの小説を集めたアンソロジーです。 それぞれの個性あふれる作品を楽しむことができました。 特に面白いと思ったのは、万城目学さんの『トシ&シュン』に出てきた、テレビドラ…

11月22日は……

大阪市内を歩くと、府知事候補や市長候補の清き1票お願いコールが耳に入ってきます。 三日後の日曜日、11月22日にダブル選挙があるからですが、ちょうど三連休の真ん中になるので、期日前投票も前回より増えているようです。 期日前投票が増えているの…

〝猫騙し〟の真意

神事を発祥としてその伝統を受け継ぎ、力士はもちろん、行司の差し違えにも厳しい大相撲が面白い理由の一つは、土俵で繰り出される、数々の技にあります。 昨日の、横綱白鵬関の〝猫騙し〟二連発なんてのは、不意打ち闇討ち騙し討ちを身上とする、あのタイム…