2016-01-01から1年間の記事一覧

デニムの着物

一昨日の《三題噺の会》で注目されましたのは、アタクシの噺ではなく、デニム、ジーンズの青い着物でした。 これまで、アタクシが使っております着物は、学生時代から持っております安物で、新しい着物を求めて入った呉服店に、このデニムの着物がありました…

三題噺・能登川 メーキング

今月23日に開催されます『能登川寄席』のチラシを御覧になったお客様からいただきましたのが《能登川》で、最初にアタクシの頭に浮かびましたのが、力士のしこ名でした。 昨今、出身地名をしこ名にする力士は少なくなってきましたが、『能登川寄席』の他、…

三題噺・能登川

昨日の《三題噺の会》でいただいきましたのは、『能登川』『柿』『紅葉狩り』です。 男・いやあ、今日は、ええ同窓会やった。十両の能登川関が来てくれたんやからな。 能・いや、ここでは、同級生のケンちゃんや。 男・いやいや、能登川の誇りや。今は十両で…

己のチャレンジ精神に従うと…… 今日は《三題噺の会》!

詩でも俳句でも小説でも、アタシは誰かを師事したこともなく、独学我流で書き散らしておりますが、お一人、どこでどう間違えたのか、アタクシに自作の詩を見てくれという、奇特な方がいらっしゃいます。 先日も、ある詩の賞に応募するので、これまでに書いた…

第3回「キミに贈る本大賞」

第3回「キミに贈る本大賞」が実施されています。 読売新聞社の主催で、中学高校の先生方へのアンケートによって、中高生に読んでもらいたい本を選ぼうという催しです。 第1回は、高校の教科書の定番、夏目漱石先生の『こころ』が第1位を獲得し、第2位が…

季語・『忌日』

今日、出勤すると、 「今日はポッキーの日ですね」 と話題を振られ、昼休みには、 「売店で勧められて……」 と、ポッキーを買ってこられた方がいらっしゃいました。 どうやら、ポッキーの日が市民権を得つつあるようです。 そのうち、『ポッキーの日』が、季…

世界を破滅に導くかもしれない下手なツッコミ

アタクシ、ときどきシャレで、 「最近、イヤなことがあったんとちゃいますか」 と、投げかけるときがありますが、そのツッコミでたいがいは笑いになります。 先日も、なんやかやと愚痴を並べておられた方がいらっしゃいましたので、 「最近、イヤなことがあ…

アメリカ大統領選・トランプ氏勝利が示唆すること

ついに、トランプ氏がアメリカの次期大統領に決まりました。 日本や世界に、どのような影響があるのか、という点から、あえて目を背けて言うなら、 「面白くなっていやがってぜ」 というところです。 フィリピンの暴言大統領にも、同じ感想を持ちましたが、…

あなたの知らない字

死語を検索しておりましたところ、〈ほの字〉が出て参りました。 「ほれる」 の最初の文字だけを取り出した言葉です。 時代劇などを見ておりますと、 「おう、金の字は来ているか」 などと、これもその人物の名前の最初の文字だけで呼んでいます。 日本には…

書評と演技の二物衝突!……しかしてその実態は?

昨日、《全国高等学校書評合戦ビブリオバトル2016》が、関西大学梅田キャンパスで開催されました。 ビブリオバトル、書評合戦なるものの存在は、以前から知っておりましたが、目にする機会がなかなかありませんでしたので、どういうものかちょいと覗いて…

俳句と三題噺の二物衝突

俳句の発想法には、『一物仕立て』と『二物衝突』、いわゆる取り合わせという、二つの方法があるそうです。 『一物仕立て』というのは、一つのものに焦点を合わせて句作に及ぶ手法で、たとえば、高浜虚子師の、 《桐一葉日当りながら落ちにけり》 や、飯田蛇…

俳句でGO!

3日の句会が面白かったので、頭の中が俳句脳になってしまいました。 今日は、調子に乗ってそんな俳句を…… 『鍋奉行裁きができぬようになり』 イオンで売られている土鍋を見かけて、一人用の鍋が販売されるようになってからは、鍋奉行としての手腕が揮えない…

失言の中にも礼節あり

先日、仲のよかった人から絶交を言い渡されたという人のお話しをうかがいました。 ご本人は、ご自分の失言が原因ではないかと嘆いておられましたが、よく聞いておりますと、相手は他に親しい人のいない方のようで、おそらく、元から人付き合いを好まない人で…

茶会句会落語会消しゴムアートにイラスト屏風伝楽亭の文化祭

昨日の『伝楽亭文化祭』は、落語会はもちろん、茶会に句会、展示会と、ほんとうに文化の香り高い祭典でした。 お茶会ではお抹茶をいただきながら、茶碗についての含蓄のあるお話しを伺い、俳句展示会には、《消しゴムアート》の、これがほんとうに消しゴムを…

三題噺・大棟梁選メーキング

『秋祭り』『大統領選』『風邪ひき』 セオリー通り、最初にオチから考えまして、まず、『風邪ひき』の〝熱〟から『大統領選』の〝熱〟が高まるを思いましたが、そこからドラマが展開しません。 そこで、次に『秋祭り』の神輿から〝担ぐ〟〝担がれる〟を考え…

三題噺・大棟梁選

昨日、伝楽亭文化祭に参加しました。 もちろん、落語会にも三題噺で飛び入り出演いたしました。 いただきましたお題は『秋祭り』『大統領選』『風邪ひき』でした。 平・こんにちは。 甚・おお、誰や。……お前、平兵衛か。 平・へえ。ご無沙汰しております。 …

11月3日のあやめ

今日、11月3日は、いいサンド、という語呂合わせにちなんで、サンドウィッチの日になっているようですが、そのサンドウィッチを世に広めたイギリスのサンドウィッチ伯爵の誕生日でもあります。 また、今日は、最初にゴジラ映画が封切りされた日で、ゴジラ…

初代桂春団治師が寄与したドンガラガッチャンプップー!

日本語の特徴の一つに、擬音語や擬態語の多さが挙げられます。 これは、欧米と比べて物事を曖昧に表現するというところが根源にあるように思いますが、その擬音語や擬態語の一つ一つが、いつ、だれによって生み出されたのかという点も、たいがいは不明、未詳…

人間万事電車の故障

昨日、アタシが乗った電車は結局目的地まで行くことなく、途中の駅で回送電車となりまして、次の電車を待つか、他の路線に乗り換えるか、という選択を迫られ、いつくるか分からぬ次の電車を待つよりは、たまには違う路線に乗るのもいいかという呑気な気分も…

電車が故障で停まったときに……

昨日、朝、通勤電車に乗っておりましたところ、 「前を走る電車の車両が故障したため、遅れます」 という車内放送とともに、電車が停まりました。 それで、多くは勤務先にメールを送信されていらっしゃいましたが、中には、電話をかける方もおられました。 …

月末月曜愉快な落語のオノマトペ

落語には、ちょいちょい不思議なオノマトペが登場いたします。 落語の『口入れ屋』では、 「筆の先でどがちゃかどがちゃか」 てなオノマトペが使われ、落語の『寝床』では、 「浄瑠璃を、おがおがおがおが、語る」 てなオノマトペが使われております。 これ…

『なでしこ勉強会vol.2』レポート 〜今回もたまたまでっせ〜

アタクシも出演いたします『第3回能登川寄席』(11月23日、滋賀県東近江市〈能登川コミュニティーセンターホール〉にて午後1時開演)のチラシを取りに、昨日、伝楽亭に参りましたところ、9月に実施されました、アマチュア女性落語家による『なでしこ…

『私の愛した小説』2

遠藤周作先生の愛された小説は、フランソワ・モーリャック氏の『テレーズ・デスケルー』です。 『私の愛した小説』の巻末に、遠藤周作先生自らが翻訳された『テレーズ・デスケルー』も掲載れています。 この『テレーズ・デスケルー』をテキストに、遠藤周作…

『私の愛した小説』

遠藤周作先生の『私の愛した小説』(新潮社)は、宗教と心理学から文学、小説の創作を考察する著作です。 それには、人間の《無意識》がどのようなものか語られており、長く読み継がれる小説は、この《無意識》の産物として、人々の共感を得る、という主旨で…

男子の言葉

前回の続きになりますが、野郎の世界に女性が参入するばかりではありません。 『ウオーターボーイズ』は、女性が水中花となるシンクロナイズドスイミングに挑む男子を指して、ドラマなども作られましした。 看護婦さんから昨今は看護師と呼称が変わりました…

女子の言葉

今、一番、熱い女性は『カープ女子』でしょう。 たぶん、『肉食系女子』から広まったのではないかと推察しておりますが、数年前から、この〈◯◯女子〉が幅を利かせるようになりました。 『カメラ女子』とか『相撲女子』とか、本来は男性の趣味と思われていた…

アリストテレスの『人間は社会的な動物である』による考察

古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの、 『人間は社会的動物である』 という言葉を改めて持ち出すまでもなく、人間が生きていくためには社会、もっと言うなら、自分が関わる集団の中のメンバーと、うまく関わっていけるか否かが問題になります。 ただ、そ…

マクドナルドで水戸黄門の印籠を……

マクドナルドでクーポンを見せる三十代の男性に不快感……」 てな、若い女性の投稿が物議を醸しているようです。 それなりの理由があったようですが、彼女はそんなことになるとは思っていなかったようです。 最近、某金融会社の、 「〜って、常識になっている…

洟垂れ小僧の姑息な小技

『四十五十は洟垂れ小僧。六十七十働き盛り 九十になって迎えがきたら、百まで待てと追い返せ』 という言葉があります。 いつか使ってみたいなと思っておりましたところ、先日、その機会に恵まれました。 職場で三十代のスタッフが、初めて与えられた仕事に…

本日のへそ

昨日の続きで〝へそ〟をテーマに書こうと思っておりましたが、すっかり忘れておりました。 お題は、 『お前の母ちゃんでべそ』 最近は子供の間でもこんなことを耳にすることはないとは思いますが、アタシらが子供のころには、まだ口にされていたように記憶し…