不思議と不気味

〈不思議と不気味〉には妖しさが香りますが、〈不気味と不思議〉になると、矛盾を感じてしまいます。

たとえば、〈人魚は不思議〉ですが、〈半魚人は不気味〉です。

けれども、〈不気味な人魚〉と〈不思議な半魚人〉となると、漫画になってしまいそうです。

たとえば、〈不思議がられる魔法使い〉と〈不気味がられる超能力者〉にはドラマが感じられます。

けれども、〈不思議がられる超能力者〉と〈不気味がられる魔法使い〉には、もっとドラマチックなストーリーが想像できそうです。

 

たとえば、〈不思議の国のアリス〉はファンタジーです。

けれども、〈不気味な国のアリス〉はコメディーです。

 

〈不思議〉と〈不気味〉は〈不思議と不気味〉。