19日(土)の『サワコの朝』(MBS)に、桃井かおりさんがゲストで出演されていました。
そこで、役を演じていたのではなく桃井かおりという人物を演じることによって人気があった、という主旨のお話をされていました。
落語でも、いまだに桂枝雀師の人気は衰えていません。
ファンは、今でも、
「ずびばぜんね」
を口にします。
でも、枝雀師は決して落語の登場人物を演じられていたわけではなく、落語で桂枝雀という噺家を演じておられたのではないかと思います。
演技力のある俳優さんや落語のうまい噺家さんもたくさんいらっしゃいますし、もちろん、そうした方々にも高い人気があります。
ただ、メデイアでもてはやされているのは、役柄ではなく、その独特のキャラクターで人気を博している人ではないかと思います。
女性にもてるようになるためには、そうした独特のキャラクターを演じればいいんだということについては、以前から何となく気がついてはいましたが、その演技ができないところに実は問題がありまして……