一昨日の日馬富士関との一戦で、左肩を傷め、昨日は、あっけなく敗れて、
「当たった瞬間に力が(相手の)抜けていた」
と、対戦した鶴竜関に言わせた横綱稀勢の里の優勝を、いったい誰が予想したでしょうか。
本割りで大関照ノ富士関に勝利したばかりか、優勝決定戦でも、もろ差しを許し土俵際に追いつめられながらの逆転勝利!
平成13年夏場所、横綱貴乃花関が、右ひざの負傷を押して優勝したときの感動を思い起こした方も少なくなかったのではないかと思いますが、実は、優勝を争う手負いの相手と戦わなければならない方が、プレッシャーを感じたのではないかと、そのときも今回も思いました。
昨日、大関復帰の瀬戸際に立たされていた琴奨菊関に対しては、鬼の形相で立ち会いに臨み、注文相撲で勝ちにいった照ノ富士関も、今日はその鬼の形相を見せてはいませんでした。
照ノ富士関が力を抜いたとは決して言えませんが、鬼に徹しきれなかったことも、稀勢の里関優勝の一つの要因であったようにも思います。
明日は月曜日。
これで少しは明るい気持ちで仕事に行けるのではないかと……
「キミの場合、明日も明後日も明々後日も、ず〜っと、仕事がない状態やなかったんか!」
って、例の友人にツッコミを入れられてしまいました〜