言語学者の金田一晴彦先生の『ホンモノの日本語』(角川ソフィア文庫)に、日本語の発音の単位についての記述があります。
小学校の一年生の国語で覚える五十音を中心に、金田一先生がその使用例を調べられたようです。
その中に、日常、めったに使われない発音がいくつかあり、特に、『みゃ・みゅ・みょ』は、もっとも使われておらず、『みゅ』の使用例を発見するまでに、三年もかかったそうです。(外来語としてカタカナ表記される言葉以外の例のようです)
研究にしろに文学にしろ、いつもそのことを考えているからこそ、それが一つの成果となり形になるという好例でもあると思い、改めて自身を振り返ってみました。
自分は、いつも何を考えていて、その成果はどんな形でアタシの人生に表れるのだろうかと……
「お金、足りるかな……」
「女性にもてたいな……」
「こんなことをやると、儲かるかな……」
「注目されるかな……」
「認められるかな……」
「楽して暮らしていけるかな……」
「そのためには、やぱり宝くじで大金をゲットするしかない……」
「人生、一発逆転だぜ!」
三年どころか、もう何十年もそんなことを考え続けているのに、どうして金田一先生のように成果が得られないのでしょうか……
ゴン! ボカ! ドス! パーン! ズキューン!