養命酒製造が実施した〈ビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査〉で、
「常識でしょ(当たり前でしょ)」13・6%
「そんなこともできないの?」12・6%
「前にも言ったよね?」12%
などを上司から言われて疲れが倍増するという結果が出たという報道がありました。
よりよいリーダーについて述べた書籍が、書店やコンビニエンスストアーなどで販売されているのにも関わらず、部下を疲れさせる言葉を口にする上司が少なからず存在するというのは、どういうことでしょうか……
ドラマや映画を見ておりますと、明らかに嫌な上司がこのような言葉を使っておりますから、そんなところからも学べるようにも思います。
ただ、自分に問題はないと思っている上司ほど、こうしたこに無関心なのかもしれませんが、もしそうだとすると、その上司は、多分、家庭でも同様の発想で言葉を使っているようにも思います。
あるいは、他者を蔑む言葉を使わずにはいられない人なのかもしれません。
また、繊細な人ほど、そんな言葉を投げつけられやすいようにも思います。
もし、
「常識でしょ(当たり前でしょ)」
と言われたら、
「そうですねん。アタクシ、常識を知らん人間でんねん」
「そんなこともできないの?」
と言われたら、
「そうですねん。アタクシ、できない人間でんねん」
「前にも言ったよね?」
と言われたら、
「そうでしたかいな。アタクシ、物覚えの悪い人間でんねん」
てなことを述べた上で、
「部下の能力を把握したうえで仕事を割り振りする。説明する。それって、当たり前でしょ。上司のくせにそんなこともできないの? 前にも言ったよね?」
なんて言ってみると、面白いのではないかと思います。
アタシは言いませんけど……