〈職場放棄〉
とテレビ番組で批判された野党の、
「発言の撤回や謝罪がなければ、(憲法審査会の開催は)難しい」
という反発に、自由民主党の下村博文憲法改正推進本部長が、内定していた、衆議院憲法審査会の幹事を辞任する意向を固めたという報道がありました。
下村氏は、
「野党を過激発言で硬直させるようなことがあったので、言葉には十分気をつけたい」
と13日の講演でおっしゃたそうです。
《言葉には十分気をつけたい》
どれほど目にし、耳にした言葉でしょうか……
別に政治だけの話ではありません。
失言で問題になる方は、言葉だけの問題ではなく、その人の考え方にも問題がある、てなことを申し上げて来たアタクシといたしましては、一方で、問題にしようと虎視眈々と狙っている人の存在にも言及しなければならないようにも思います。
過去、職場放棄と揶揄されても仕方のない国会欠席を続けていた野党の皆さんが、反対の姿勢を見せているのですから、
「お前ら、また職場放棄するんちゃうやろな?」
なんてことを言われて反発してやっぱり審議拒否するなら、
「気に入らんことを言われたんで職場放棄します」
というのと同じかと思います。
先日、観光バスの運転手が、指導の仕方が気に入らないと言って客を車内に残して職場放棄したときには、その運転手が非難され、その運転手はあとで反省しています。
《言葉には十分気をつけたい》
でも……
すみません。
自分に還って来る前に謝罪いたします……