〝年賀状じまい〟をされる方が、増えていらっしゃるそうです。
終活の一環として、平成最後の年始に合わせて、等いろいろ理由はあるそうですがアタクシは仕事関係はともかく、年賀状は、日頃忘れている親類友人知人先輩後輩のことを思い出す時期を提供してくれる、大切な文化ではないかと思っております。
それが、お手軽な印刷からもっと簡便なメールに、そしてLINEにその役目を奪われたあげく、〝虚礼廃止〟の号令に続いて〝年賀状じまい〟てなことが流行いたしますと、年賀状はもはや絶滅危惧文化と言ってもいいように思います。
と申しまして、12月30日から1月1日にかけて年賀状を書いておりますアタクシが偉そうな顔はできません。
お亡くなりになった作詞家の阿久悠先生は、夏頃から年賀状をお書きになっていたというお話を耳にしたことがありますが、それだけ年賀状を通しての人とのつながりを大切にされておられたんだと思います。
平成が終わる来年が、干支の最後を飾る亥年というのも偶然ではないような気もいたします。
でも、新しい元号が始まる翌年から干支頭に還るという、逆の見方もできるかと思います。
年賀状も、新しい元号とともに生まれ変わってまた人をつなぐ文化として、人びとから重用されるようになるかもしれません。
え?
(そないに言うんやったら、もっと真面目に年賀状に取り組まんかい!)
失礼しました……