進化論的インスタ蠅論

インスタ映え〟を捩った〝インスタ蠅〟という言葉があるそうです。

 

インスタ映え〟する映像を撮って〝イイネ〟を獲得しようとする〝インスタ蠅〟の根性は、パパラッチと同種のように思えます。

 

他者への迷惑を考えることなく、たとえば地面に水を撒いてイルミネーションが映る様を撮って得意になるやり口は、わざと人を転ばせた動画を流すユーチューバーと同じで、花畑を踏みにじってSLを撮影したオタクと何等変わらぬものではないように思います。

 

一時隆盛を誇った写真週刊誌は今や落日の様相を示し、変わって世上をにぎわしたかに見えたユーチューバーも、いずれ斜陽を迎えるように感じます。

とすれば、〝インスタ蠅〟のそのうちに希少種となる運命にあるようにも思いますが、そうなるときには、また何か新しい迷惑な何かが登場しているのでしょう。

 

生きているうちには、誰ぞに迷惑をかけるのは仕方のないことだとは思います。

自ら気づいて、

「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」

という言葉を発する人よりも、世間に受けようとして他者への迷惑に気づかないという族が増えているように思えるのは、もしやすると、こうした通信機器の発達によるものなのでしょうか、それとも人類という種が持つ定めなのでしょうか……

 

え?

(このブログがその代表じゃ!)

いや、でも、もうブロガーなんてのもあんまりはやらないようですし、お読み下さる方も、かなり少ないようで、世間様にご迷惑になるようなことは……

 

ぼか! どす! ごん!