〝最悪〟が口癖になっていませんか?

〝最悪〟という言葉は、近頃かなり安く売られているようです。

 

人の話を聞いては、

「ええ、それって、最悪!」

不本意な結果に自分で、

「もう、最悪!」

 

かりに、一日、五回〝最悪〟と言っているとしたら、一年で7300回、三十年で219000回、〝最悪〟の状態体験、見聞することになります。

 

口癖が思い通りの人生を招く、てなことも世間では言われておりますから、三十年で22万回も〝最悪〟なんて口にしていたら、それこそ、〝最悪〟の人生になるのではないかと思います。

 

以前は、

「最悪の状態を回避するためにはどうすればいいか……」

と、できるだけ他者を巻き込まないことを考えるための言葉だったように、アタクシは思っております。

 

あるいは、個人的であっても、ここでしくじると、これまで自分が築き上げてきた地位や財産をうしなうかもしれない、というときに、

「最悪の状態を切り抜けないと……」

と、使うものだと思います。

 

一日一善ならに、一日五最悪てな日常茶飯事〝最悪〟なんてことになったら、ほんとうに毎日最悪の事態を回避するために苦労しなければならなくなるかもしれません。

 

ですから、アタクシ、何かよくないことがあっても、

「なんてすばらしいんでしょう!」

と言うようにしております……

 

だからと言って、すばらしい人生が送れているわけではありませんが……

 

プップー!