ゴーンと金

たとえば、今日の、特別背任で再逮捕された日産の元会長カルロス・ゴーン容疑者が、勾留理由開示の法廷で、無実を述べたというニュースと、北朝鮮の金さんが4回目となる中国訪問をした、というニュースを関連づけると、面白いのではないかと思います。

 

ゴーン元会長が弁明する日に、北朝鮮の金さんがアメリカとの関係がよくない中国に行ったということは、従順な素振りを見せてアメリカの圧力を緩めてほしい北朝鮮の、切羽詰まってやっぱり中国に助けてほしいということを、これもアメリカに弁明しているのではないか、なんて関連づけるのは、どう考えても無理があるように、皆さんもお思いになるかと思います。

 

まったく関係のなさそうな二つを繋ぎ合わせる。

 

確かにそうに違いありませんが、実際これをやろうとすると、自分がいかにそうした能力に欠けているかということを、改めて認識させてくれます。

 

世界情勢に詳しく、深読みのできるジャーナリストや評論家、一流の作家といった方々なら、それなりのつながり方を見せてくるかもしれませんが、

「ゴーンと金が鳴った……」

ぐらいしか思いつきません。

 

ごん! きん! 

 

すみません……