老後の資産形成について、
「およそ2000万円必要となる」
などとした金融庁の審議会の指針をめぐって、立憲民主党の枝野幸男代表は、
「上から目線で発信したのは間違いない」
と述べて麻生副総理兼金融担当大臣を批判したと、NHKNEWSWEBで報じられています。
〈上から目線〉
という言葉をそのまま解釈すると、
『上位にある者の見方』
ということになるかと思いますし、ネット上に、
『上の立場の人が下の立場の人に示す言動』
と示すものもありますから、
政府機関や大臣なら、上から目線で何か示すのは、むしろ当たり前ではないかと思います。
ただ、他に、
『対等な立場、あるいは下の立場の人が上から物を見るような、人を見下した言動』
というのもありまして、意味がまだ定まっていない言葉ではないかとも思いますが、確実に言えることは、
「こいつは俺を馬鹿にしてる!」
と感じたときに、相手を批判、批難する場合にしか使われていないのではないかと思いますが、どないなもんでしゃろ……
だとすると、相手が誰であれ、たとえばそんなつもりなど毛頭ない上司に対しても、
「いつも上から目線で命令しやがって……」
てな勘定を抱いてしまう人にとって問題は相手にあるのではなく、もしかしたらほんとうはそう感じてしまう自身にあるのではないか……
そんふうに、アタクシ、個人的に密かに思っておりますが、さて、いかがなものでございましょうか……
昨今は、
〈上から目線でものを言う〉
という言葉が呪文化して世間に蔓延っているようにも感じられて、アタクシ、個人的には好ましく思っておりません……
週刊新潮、ならびに文春で、誕生日の様子を揶揄される枝野代表に限らず、その辺りの見解を、この言葉をお使いになる方々にお伺いしたいと……
ぼか! どす! ごん!
最近はこのオチばっかりか!