設立35周年・劇団往来第50回記念講演『ナイル殺人事件』!

昨日、劇団往来の『ナイル殺人事件』を観にいきました。

たぶん、三十年ぶりとか、二十年ぶりとか、とにかく久しぶりに劇団往来の公演に行きました。

ナイル殺人事件』は、皆さん御存知のアガサ・クリスティ先生の名作ミステリーで、OSK日本歌劇団でトップスターとして活躍された桜花昇ぼるさんをヒロインに、要冷蔵さんをはじめとする達者な俳優陣の芝居を、堪能してまいりました。

 

それでも、開演前にパンフレットを売りに回ったり、軽妙な物売り集団の掛け合いがあったり、劇団の楽しさは変わらず、あっというまの2時間45分でした。

 

創立35周年・劇団往来50回記念公演ということで、会場となった大阪ビジネスパーク円形ホールのロビーには、これまでの公演の写真なども飾られていました。

 

ただ、劇団が歴史を重ねるということは、所属する役者もそれだけ年をとっていくということですが、これを、

「劇団も高齢化しておりまして……」

などと舞台でおっしゃていましたのは、他の劇団でも同じようで、なかなか若い人が入って来ないようです。

 

この世界も少子高齢化か、てな感じでございますけれど、舞台役者よりもアイドル、タレントを目指そうという人が多いこともその要因になっているようにも思います。

 

芝居を見るたびに、アタクシも役者になりたいという衝動に駆られますが、今さらアタクシがどこぞの劇団に身を投じたところで、高齢化に拍車をかけるだけでございます……