邪道俳句

8月14日に開催された『伝楽亭俳句会』の結果が、伝楽亭のブログに掲載されております。

 

拙作、三句とも選ばれておりますが、今回、三作いずれにも、

〈君〉

を入れてみました。

 

かかし師は、

「人を詠むのは川柳」

と、指導されますが、アタクシ、ついつい人を読み込んでその情景から、ちょっとしたドラマとなって読み手のイメージを広げ、かつ、謎を想起させるような句作をしてしまいます。

 

言うなれば、奇を衒った邪道外道でございますが、手法は自作落語、三題噺、あるいは小説を書きますときでも同じ、アタクシの創作の基本姿勢でございます。

 

かかし師をはじめとする本格の俳諧師からすれば、拙作を支持する方がいらっしゃるということは、面白くないかもしれませんが、邪道外道があればこそ本格本道がまた際立つのではないかとも思います。

 

とは申せ、アタクシの作ります落語も三題噺も非難されるは、小説はいつまでたってもモノにならないはで、しょせん邪道外道は、本格本道には勝てぬということでございましょう……