おんどりには鳴く権利がある!

フランスで5日、毎朝4時に夜明けを告げるニワトリの鳴き声がうるさくて眠れないと主張する隣の住民(実際は別荘の購入者)が起こした訴訟の判決公判があり、裁判所が調べたところ、実際には午前6時〜7時に鳴いていたそうで、裁判所は、おん鶏のモーリスには鳴く権利があると認める判決を下した、とAFPー時事が報じています。

判決後、勝訴した飼い主は、

「同じような状況にある人の勝利だ。これが前例にならないことをことを望む」

と述べて、地方の生活に根付いたさまざまな音を保護するため、新たに『モーリス法』を制定することを提案したそうです。

 

なんとなく、外国の平和なニュースのように聞こえながら、実は他人事ではないように思います。

新しく保育園ができると子供のやかましい声で静かな暮らしが妨げられる、と保育園の新設に反対する、いわゆる〝不寛容な社会〟を、アタクシ、想起してしまいました。

 

モーリスの鳴き声から国際情勢まで、もしかしたら、〝不寛容な世界〟になっているのかも、てな理屈は、ちょいとぶっ飛び過ぎかもしれませんね……