愉快に過ごす会話術を、俳優の杉良太郎さんが見せてくださっています。
BuzzeFeeDJAPANに、被災地支援や福祉活動を行っている杉良太郎が、「売名では?」と問われたときに、
「もちろん売名だよ」
と答えて、
「私はこれだけのことをしてきました。あなた、私がやってきたことを全部やってから、もういっぺん同じ質問をしてくれますか?」
とつけ加えると相手は黙ってしまう、という記事が掲載されていました。
以前、PHPでも拝見したお話ですが、こうして何度も取り上げられるということは、悪意を持った、言うならば相手を不快にすることを目的とした質問を投げつけてくる輩は少なくなく、また同じことを繰り返している、ということでもあるかと思います。
そうした悪意を投げ返すには、会話術の基本である、否定しない、ところから始めるのがよいということかと思います。
何年か前にも、
「〜ですが、それが何か?」
と返す言葉が流行したかと思います。
人によって、状況によって、そんなに簡単に言えない、というかたもいらっしゃるかとも思いますが、一度使ってみると、これはこれで楽しくなってきます。
特に、
〈あなた、私がやってきたことを全部やってから、もういっぺん同じ質問をしてくれますか?〉
なんて言葉は、一度口にすると、癖になるかもしれません。
でも、無視するのがいちばんいいと杉さんはおっしゃっています。
それができない自分は、まだ人間ができていない、そうです。
もちろん、アタクシはまだ人間ができておりませんし、この台詞を誰かに言ってやりたい衝動にかられております。
こんなことを例によって例の友人に語りましたら、
「キミの場合、どれほど売名に力を入れても名前は売れないし、誰も問題にしてくれないもんなぁ……」