先日、旧友と飲みましたおり、
「インタビューなんかで、ら抜きでしゃべっているのに、字幕(テロップ)でら抜きになっていいないのは、おかしいんやないか」
と、その旧友が疑問を投げかけてきました。
もう、ら抜き言葉は一般に定着しているから、そんな字幕はいらんやろ。なんでわざわざらを入れるんや」
これに対して、同席していた旧友が、
「外国人に対する日本語教育では、らを抜かずに教えている」
と、一つの現状を示しました。
アタクシは、
「もし、そんなテロップが気に入らんのやったら、テレビ局にクレームの電話をしたらええやん。そうしたクレーム、視聴者様からのお叱りの言葉がいっぱい来たら、ら抜き言葉のまま、字幕が流れるやろ。けど、ら抜き言葉を修正しない字幕を流したら、きっとお叱りの電話が放送局に殺到するやろ」
と申しましたら、彼は納得しました。
ら抜き言葉については、一部の辞書にも容認する例が掲載されているようです。
視聴者のクレームによってテレビのテロップは変わるかもしれませんが、そうなると、日本語を守っていくのは、日本語教育を受けた外国人、なんてことになるかもしれません……