「多くの企業が環境問題に取り組んでいるのに、揶揄するように『化石賞』が与えられた。二度と受けないようにメセージの出し方を変える考えはあるか」
という質問に、
「脱炭素社会に決して後ろ向きではないというメッセージを届けるために、前向きのアクションも必要だという発信をしっかり届けるべきだ」
と、小泉環境大臣が答弁されたそうです。
「後ろ向きではないという(日本の)メッセージを諸外国に届けるために」
は、わかります。
でも、問題はその後の、
「前向きのアクションも必要だという発信をしっかり届けるべきだ」
って、前向きのアクションも必要だという発信を、いったい誰に『しっかり届ける』のでしょうか?
前向きのアクションが必要なのは、おそらく日本です。
そうだとすると、日本には前向きのアクションが必要だという発信を、しっかり届ける相手は、諸外国……
自民党の議員の質問ですから、政府をサポートするはずですが、この答弁はあまりにお粗末ではないかと思います。
小泉環境大臣の直々の言葉ならまだしも、官僚の作文だとしたら、日本の将来をこんなレベルの官僚に任せていいのか、と不安になります。
大臣なら、首をすげ替えるだけで済みますから……
ぼか! どす! ごん!