恵方巻きが巻き込んだ〝効率を優先する無駄の排除〟と〝失われたもったいない精神〟

今日、2月3日は節分です。

コンビニエンスストアーの前で、赤鬼と青鬼が恵方巻きを販売しているところを目撃してしまいました。

「退治される鬼が売る恵方巻きなんて、恵方巻きやないのんとちゃうか?」

なんてことを思ってしまいました……

 

ここ数年、恵方巻きの廃棄ロスが問題になっていますが、クリスマス・ケーキはそれほど廃棄されないのは、消費期限が薪寿司よりも若干長いために、翌日、売れ残り販売ができるためでしょうか……

 

バレンタインのチョコレートは、元々消費期限の長い食べ物ですし、年越し蕎麦にもそんな心配はあまりないおかもしれません。

 

日本には、昔から〝もったいない精神〟があると言われながら、その精神が見失われてきたのは、効率を優先して無駄を省く、なんてモットーが喧伝されてからではないかと思います。

 

リストラ、なんて言葉が幅を利かせるようになって、無駄な人員も削減されていますが、用い方によっては、もったいない人たちではないかとも思います。

 

恵方巻きの廃棄ロスという問題は、その辺から考えてみるべき問題かとも思いながら、そういえば、アタクシが廃棄されないのは、まだもったいないと思ってくださる方がいらっしゃるからだと、わが身を振り返ってしまいました……