サワコの朝から〜五嶋龍氏の教え〜

今日の《サワコの朝》(MBSテレビ)のゲストは、ヴァイオリニストの五嶋龍氏でした。

 

実は、アタクシ、五嶋龍氏を好きではありません。

「いけすかない野郎だ」

と思っております。

だからというわけではありませんが、番組も途中からしか見ておりません。

ちょうど、

「だから、嫌われるんです」

てなことをおしゃっていたところからで、正統派ではなく、邪道な道を歩いている、なんて話をされていました。

その〝邪道〟に思わず反応してしまいましたが、さらに、正統派の音楽で成功するために、何十年も費やして壊れていく人を見てきた、てな言葉に、アタクシ、不覚にも引き込まれてしまいました。

だから、正統派ではなく、邪道な音楽を求めたようで、それが嫌われる要因のようなお話でした。

 

そういう、音楽という存在に反発する心情もあって、ハーバードで物理を勉強したとか、実は空手をやっていた(三段)とか、さらっとおっしゃっていましたが、正統派ではないにもかかわらず、音楽はもちろん、かっこよくてハーバードも出ていて、空手も三段で、女性にも人気があるところ、つまり、嫉妬から嫌われていることに、ご本人は多分、お気づきだとは思いますが、さすがにそれは口にはされません。

それがまた嫉妬されるところかと思いますが……

 

正統派ではなく邪道を志す点には共感を覚えながらも、それでも五嶋龍氏を好きになれないのは、アタクシが嫉妬しているだけだという、つまりは卑小な己を再認識させられた、今朝の《サワコの朝》でございました……

ゴルゴ13・パート13 エピローグ 〜オレの後ろに立つなブーム〜

外務省のホームページに掲載されているゴルゴ13も、いよいよ最終回を迎えました。

 

海外でテロなどに巻き込まれずに事業を展開する日本の中小企業の秘密が、Gマニュアルにあるらしいと気づいたアメリカで、

「俺の後ろに立つな」

などと書かれたTシャツが若者の間に流行り、国民がGマニュアルの公開を求めるというストーリーになっていますが、これではゴルゴ13の仕事であることが明らかになっているということではないかと思います。

 

ファンとしては、やっと、

「俺の後ろに立つな」

というフレーズが出て来たことにうれしさは感じますが、こんな無理な出し方には賛同しかねます。

 

最後は、海上のヨットでくつろぐゴルゴ13の前に潜水艦が現れて、Gマニュアルの伝授をアメリカ大統領から依頼されるというシーンで終っていますが、そんな依頼ばかりだと、本来あるべき狙撃のリクエストがなくなってしまうのではないかと思います。

 

まるで漫才をしなくなった作家みたいな……

 

ズキューン!

自己開示しない会話術

先日、〝でぶしょう〟だとおっしゃる女性とお話しする機会がありました。

「そんなふうにはぜんぜん見えませんよ。スリムなスタイルですよ」

と、さっそくボケを申し上げましたところ、

「いえ、家から出ない出不精なんですが、人と会うのがどうも苦手で……」

と真面目にお答えになる方で、

「まあ、いろいろ気を遣いますからね」

なんて当たり障りのない応答をいたしましたら、

「いえ、自己開示をするのが、どうも……」

「自己開示なんて、アタクシ、してませんでしょ」

「ああ、なるほど、確かに……」

「相手の話に、頷きながら、それはすばらしいとほめたり、それはどういうことなんですかと質問したりするだけで、相手は勝手にしゃべってくれますよ」

と、自己開示しない会話術を伝授いたしましたところ、

「それって、かなり高度な会話術ですよね」

「いや、そんなたいしたことはありませんよ」

「そうはおっしゃっても、どこかで学ばれたんじゃありませんか」

「まあ、学んだというほどのことはありませんが、昔から落語には触れておりまして…… そうそう、七月に奈良で『三題噺&大喜利の会』を開きますんで……」

などと言いながら、出来立てのチラシを渡しましたところ、

「ほんとうに、相手が勝手に自己開示してくれるんですね」

                                  デンデン

今朝の《ひよっこ》の言葉

今年の就職率は、昨年以上にいいかもしれません。

 

昨今の高校では、一年生から進路を意識させる傾向にあり、大学でも一回生から学生に就職に向けたガイダンスなんかを実施しているようですから、そうした効果もあるかと思われます。

 

ただ、たとえば高校一年生で、あるいは大学一回生で退学、さらに就職しても一年と勤めることなく退職、というケースが減少しているとは言えないかもしれません。

 

だからというわけでもないかと思いますが、『社会人基礎力テスト』なるものが大学生を対象に実施されているようです。

アタクシにはその内容がどのようなものか窺い知ることはできませんが、おそらく、例の友人からは、

「キミの場合、受ける必要はないだろう。惨憺たる結果になることは間違いないだろうから……」

と、言われるのがオチかと思われるような試験かと推察しております。

 

え?

(そのオチ、予想してた!)

 

社会人としての基礎力はともかく、新入社員に限らず、仕事や人間関係のストレスから休職、退職にいたる方は、相変わらず少なくないようです。

 

ただ、まあ、こんな現状にいたったのは、逆に、社会人とは、仕事とは、組織とは、リーダーとは、出世とは、コミュニケーション能力とは、人間関係とは、なんて小難しいことがいろいろと世の中にもっともらしく出回ったせいもあるのではないかと、アタクシ、何となく思っておりましたところ、今朝のNHKの朝の『ひよっこ』の最後の、

「働く場所があって、仲間がいて……」

という主人公の言葉に、

「ああ、これが、いちばん大切なことだったんだ……」

と思いました。

野党の皆様へ〜死者を出さなかったバスのガイドさんの会見から〜

組織的犯罪処罰法改正案』(テロ等準備罪法)がいよいよ成立する段階になりました。

かつては、反対する野党が法案成立を阻止するのではなく、たとえば牛歩戦術などと称する無益な引き延ばしを実践していました。

今回も、内閣不信任案をはじめ、野党の女性議員が廊下を塞いで法案成立の引き延ばしを図る行動に出ているとの報道があります。

でも、どれだけ時間稼ぎをしても、正義の味方が助けに来てくれて形勢を逆転してくれることはありません。

 

こんなシーンを見せられるたびに、人質をとって立てこもる犯人を説得する警察官の、

「無駄な抵抗はやめなさい」

と呼びかける言葉がアタクシの脳裏を占領します。

 

企業の多くは、

『いかに無駄をなくすか』

というテーマを掲げていますが、政治、特に日本の野党にその感覚はないようです。

 

ほんとうに、その法案、法律をなくしたい、変えたいのなら、そんな無駄な抵抗に血道を上げるより、自らが政権与党となって改革する算段をするべきではないかと思います。

 

先日、高速道路を走行中に対向車線から飛んで来た車にぶつかられながら、死者を出さなかったバスのガイドさんのインタビューが、今日、報じられました。

彼女の話によりますと、呼びかけに応じて乗客がシートベルト着用してくれていたこと、また、ベテラン運転手のとっさのハンドル操作などが、被害を最小限にとどめた要因となっているようでした。

さらにガイドさんは、シートベルトをしてくれたお客様に感謝の言葉を述べていらっしゃいました。

 

シートベルト着用の呼びかけや着用してくれたことへの感謝の気持ちなど、何事もなければ、無駄に見えることですが、実はそれこそが重要なことだと、改めて教えられたように思います。

 

何が無駄で何が必要なことか、政治に携わる方にこそ、考えていただきたいことではないかと、思います。

 

え?

(無駄なブログはやめなさい!)

いつも御覧くださりありがとうございます!

サンマーク出版から『「感謝」で思考は現実に鳴る』(パム・クラウドさん著 桜田直美さん訳)の広告を目にしました。

 

タイトルの、

〈思考は現実になる〉

をはじめ、キャッチフレーズに、

〈正しい感謝の方法〉

とあり、その他、

ハーバード大学

〈引き寄せ〉

〈チケットを手に入れた〉

〈「リストを書き出すだけで〉

といった、過去、ヒットした書籍に使われていたような言葉が並んでいます。

 

アタクシ、実は、以前から感謝の言葉を口にするようにしておりまして、たとえば、募金活動や献血の呼びかけでも、募金箱にお金を入れてくれた人や献血してくれた人に感謝の言葉をかけていますが、反対に、道行く人々に向かって、

「いつもありがとうございます!」

と、声を発すると、募金額も献血数も上がるのではないかと、密かに考えております。

てなことを、例によって例の友人に話しましたところ、

「検証してからだな……」

 

昨日も、コピー機内の用紙をチェックして不足のないように紙を入れてくださる女性スタッフに、アタクシ、

「ああ、なかなか減らないなあ……と、思っておりましたが、こうして足してくれていたんですね。いつもありがとうございます」

と、感謝を述べましたところ、傍らにいらっしゃいました別のスタッフが、

「今頃、気ィついたんか、遅い!」

 

毎日あちこち感謝しているはずなのに、どうもうまくいかないと思っておりましたが、この本を読めば、アタシの人生、少しはよくなるのではないかと思います…… てなことを、またまた例の友人に話しましたところ、

「キミの場合、人生をよくするために感謝する、という発想自体がそもそも間違うてる」

ひよっこ

NHKの朝の連続ドラマ『ひよっこ』。

サザンの桑田さんが歌う主題歌もさることながら、瓶で林立するビルを表現するなど、見ていて飽きないオープニングに、毎度、楽しい気持ちになります。

 

増田明美さんのナレーションもさることながら、

「お父さん……」

と呼びかけて主人公の気持ちを語る言葉が、ときにおかしく、ときに切なくてたまらなくなります。

 

これまでの朝ドラのパターンでいえば、主人公と結ばれる男性が早々と登場していたかと思いますが、今回は幼なじみやらお父さんを探してくれる警官やらアパートの隣室の住人やら、もしかしたら佐々木蔵之介さんが演じるすずふり亭の息子だったりして……なんて考えてしまいます。

 

また、NHKといえば、俳優に台本への忠誠を誓わせているかのごときイメージを、アタクシ、持っておりましたが、

「アドリブでやってください」

てなシーンも撮られているようです。

 

残念ながら、毎日続けて見られてはいませんが、だからこそ、

「おお、いつのまにかこんなことになったんや……」

なんてことを楽しみながら見ています。

 

ただ、乙女寮舎監の和久井映見さんのお姿が見られなくなって、ちょっぴりさびしく思っています。