サンマーク出版から『「感謝」で思考は現実に鳴る』(パム・クラウドさん著 桜田直美さん訳)の広告を目にしました。
タイトルの、
〈思考は現実になる〉
をはじめ、キャッチフレーズに、
〈正しい感謝の方法〉
とあり、その他、
〈ハーバード大学〉
〈引き寄せ〉
〈チケットを手に入れた〉
〈「リストを書き出すだけで〉
といった、過去、ヒットした書籍に使われていたような言葉が並んでいます。
アタクシ、実は、以前から感謝の言葉を口にするようにしておりまして、たとえば、募金活動や献血の呼びかけでも、募金箱にお金を入れてくれた人や献血してくれた人に感謝の言葉をかけていますが、反対に、道行く人々に向かって、
「いつもありがとうございます!」
と、声を発すると、募金額も献血数も上がるのではないかと、密かに考えております。
てなことを、例によって例の友人に話しましたところ、
「検証してからだな……」
昨日も、コピー機内の用紙をチェックして不足のないように紙を入れてくださる女性スタッフに、アタクシ、
「ああ、なかなか減らないなあ……と、思っておりましたが、こうして足してくれていたんですね。いつもありがとうございます」
と、感謝を述べましたところ、傍らにいらっしゃいました別のスタッフが、
「今頃、気ィついたんか、遅い!」
毎日あちこち感謝しているはずなのに、どうもうまくいかないと思っておりましたが、この本を読めば、アタシの人生、少しはよくなるのではないかと思います…… てなことを、またまた例の友人に話しましたところ、
「キミの場合、人生をよくするために感謝する、という発想自体がそもそも間違うてる」