2017-01-01から1年間の記事一覧
今年のノーベル文学賞に選ばれた長崎県出身の英国人作家、カズオ・イシグロさんが、ストックホルムのスウェーデン・アカデミーで受賞記念講演を行われ、 「危険なほどに分断が増大する時代に、良い作品を書き、読むことで壁を打破できる」 とおっしゃったそ…
「自民党をぶっ壊す!」 というキャッチフレーズを掲げて小泉純一郎元総理が、郵政民営化に際して敵対勢力を明確にして取り組んだ手法は、以降、一般にも抵抗感なく使われるようになったのではなかと思います。 聖徳太子以来の、 《和をもって尊しとなす》 …
〈Yahoo!検索大賞2017〉の大賞を、お笑い芸人のブルゾンちえみさんが受賞されたと奉じられました。 街角のポスターやテレビCMなどで最近よく見かける女性で、当初、渡辺直美さんかなと思いながら、でもちょっと違うかな、という間抜けな印象をアタ…
かつてお正月と言えば、海老一染之助染太郎さんご兄弟の太神楽で、和傘の上でコマやら升やら土瓶やらを回す芸が定番であったかと思います。 20020年にお兄さんの染太郎さんがお亡くなりになってからは、弟の染之助さんがお一人で頑張っておられたようで…
世の中には、〈根深い問題〉とそうでない問題があるようです。 たとえば、駅のホームからの転落事故は、ホーウドアの設置やホームのイスの設置方向を変えるだけで、かなり減少したようです。 人間が工夫することで解決する問題に、解決できない根深さはあり…
「小学1年生のとき、国語の教科書を紛失した私のために、母は私の友人から教科書を借りてそれを徹夜で書き写してくれました」 というアタクシの母の話を高座で語ってくださいました上方の女流講談師旭堂南華師は、 「母のエピソードはどこでも受けます」 と…
北日本文学賞の二次通過作品190余作品が発表されました。 残念ながら、拙作の二次予選通過はなりませんでした…… 先にも書きましたが、以前からある程度予選に通るぐらいの作品は書いております。 なまじ、中途半端に予選を通過したり、ショートショートコ…
今年の流行語大賞が発表されました。 《インスタ映え》はともかく、《忖度》は、日本の社会を象徴する言葉でもありますから、流行語大賞に選ぶべきではないかと密かに思いながら、ベストテンに選ばれた言葉の中で、唯一、《ひふみん》という個人を識別する言…
「私は、生きていても仕方ない存在なのではないか……」 「私に、生きる価値はあるのだろうか……」 と、たくさんの人が悩みを抱えている一方で、 「社会に貢献できる人間になりたい……」 「誰かの役に立つ人間になりたい……」 という方がいらっしいます。 この差…
自由民主党の某衆議院議員が、力士について、 「体がでかいから普通のことができない」 と発言して物議を醸したことに関して、 「力士の中には、サラリーマン社会に適合するのはなかなか大変な人もいる」 として、相撲の文化を絶やしてはいけないという主旨…
昨日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。 また、大相撲で貴ノ岩に暴行を働いたという問題で、横綱日馬富士関が日本相撲協会に引退届けを提出しました。 双方ともに号外が出たようですが、夕刊にこの二つの記事が並んでいたのを見て,アタクシ、ゴルゴ1…
横綱日馬富士関が、貴ノ岩関に対する暴行事件のために引退しました。 今日の会見では、貴ノ岩関に、 「礼儀と礼節を教えるため」 と述べ、先輩、年長者といった者は、後輩に礼儀、礼節を教えるのは当たり前のこと、義務だという主旨の発言もあったようです。…
フィギュアスケート、グランプリシリーズスケートアメリカで、左股関節の疲労骨折で休養していた宮原知子が、優勝しました。 報道によりますと、「体重が軽い方が飛べる」と考えて、食事を控えめにして体重を抑えていたそうですが、そのために骨が脆くなって…
昨日の奈良古々粋亭において開催いたしました落語会は、盛況のうちに終りました。 ありがとうございます。 アタクシがいただきました三題噺のお題は、 『宇宙ステーション』『大阪マラソン』『引退』 でした。 『大阪マラソン』で走るのはうまくないが、『宇…
昨日、第52回北日本文学賞(北日本新聞社主催)の一次選考通過作品が、北日本新聞社のウェブサイトに掲載されました。 国内外合わせて1284編の応募の中から一次選考を通過した430編の中に、拙著も含まれており、がっかりせずにすみました…… 社会人…
NHK『おはよう日本』のけさのクローズアップで、ラグビー元日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズが、高校生を指導される場面が放映されていました。 練習を見て、 「声はでているが、金曜日の居酒屋みたいだ」 とおっしゃったココロは、 「内容のある言…
鳥取県主催のスマートフォン向け〈ポケモンGO〉が、鳥取砂丘で今日から26日の3日間の予定で開催されたという報道がありました。 昨年7月に配信された〈ポケモンGO〉は、世界的なブームになっていましたが、一時的なブームで、夢中になっている人はもう…
今朝のNHKの〈インタビューここから〉のゲストは、音楽家の中田ヤスタカさんでした。 機械いじりから始めた、機械を駆使して歌手の声も素材として作曲する方法が、カラオケを作って最後に歌手に提供するプロの作曲法と違うことに違和感をボ得ながら、結局、…
つい先日、紅葉だよりが届き始めたと思っておりましたら、ここ数日の寒気は112月の寒さだそうで、アタクシの職場でも、 「寒いですね」 と口にする人は少なくありません。 皆さんが、寒い寒いおっしゃらるものですから、 「今年は10月になってもなんだか…
書店や文房具店などで、カレンダーと手帳が幅を利かせる季節になりました。 ただ、カレンダーも手帳も時期が終われば売れ残ってしまいます。 そんな中で、著名人の言葉を記載し、年や月に関わらず使える日めくりカレンダーは、ちょっとした発明ではないかと…
NHKの『おはよう日本』の〈世界のメディアザッピング〉で、クリスマスソングに関する報道のあと、高瀬耕造アナウンサーが、 「クリスマスの直後に誕生日を迎えるわたくしは、街全体が祝ってくれているようで嬉しくなったという勘違いも一時はしましたが、ク…
本日の《そこまで言って委員会NP》は、『日本企業カイカク委員会』ど、銘打って、不正、メーカーの不正、働き方、食品偽装をテーマに、まさに改革論議が交わされていました。 話を聞いておりまして、 「日本人的だな……」 と感じておりましたアタクシの心情…
さて、本日の《サワコの朝》のゲストは、作詞家の松本隆先生でした。 作詞に関わらず、〝かくしごと〟をしている人間には、糧になるお言葉ばかりちょうだいしたように思います。 作詞にあたって、〈冬のリヴィエラ〉(作曲・大滝詠一さ先生 ビクター音楽産業…
これまで、民放がNHKをネタにはさんだ番組はあったように思いますが、NHKが、民放をネタにしたのは、おそらく、今朝の《わろてんか》が、初めてではないかと思います。 来週の予告で出てきた、濱田岳さんと広瀬アリスさんが風鳥亭の舞台にあがって漫才を演じ…
《情けは人の為ならず》 ということわざには、 《巡りめぐっておのがためなり》 という言葉が後に続いています。 つまり、人に情けをかけると、それが巡りめぐって自分が困っているときに誰かに助けられる、という意味の言葉ですが、この〈情け〉を、〈非難…
年末恒例、NHKの紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。 大昔、まだ社会人になる前には、出場歌手と歌はだいたい知っていて、社会人になってからは、紅白歌合戦でその年のヒット曲を認知するようになっていましたが、昨今は、認知するどころか、まったく知…
大相撲の横綱日馬富士関が、貴乃岩席に暴行したという事件で、暴行の引き金になったのが、 「もう、あなたたちの時代ではない」 という貴乃岩の言葉だったという報道があります。 真偽のほどはわかりませんが、ドラマなんかでありそうな、 「あんたの時代は…
空気が読めない輩を称するKYという言葉が耳に触れるようになって久しく、この言葉はあたかも日本の市民権を得たようにも思えます。 でも、日本には昔からその場の空気に逆らえない風潮が存在するようで、たとえば、戦艦大和の出撃は、専門家は皆無謀だとわ…
《人を裁いてはならない》 聖書に記されている言葉です。 あとに、自分が裁かれないために……、という言葉も続いていますが、こうしてわざわざ聖書に記されているということは、〈人間はどれほど人を裁くことが好きな動物であるか〉という証左でもあるかと思…
先の衆議院選挙で落選した若狭勝氏が、テレビ番組で国会議員のなんじゃやかんじゃをぶっちゃけて話題になっているようです。 ということは、もう政治家にはならないことを宣言したのと同じかと思いますが、若狭氏はもともと弁護士ですから、落選したからとい…