テニスの大坂なおみ選手が、14日から開催される四大大会の第一戦、全豪オープンを前に、NHKのインタビューに応じ、
「試合を楽しみ、イライラせず、自分のプレーに集中したい」
と抱負を語ったそうです。
進退の懸かる大相撲の横綱、稀勢の里関が、13日から始まる初場所を前に、
「一日一番に集中し、しっかり力を出して流れをつくっていきたい」
と意気込みを語ったそうです。
大坂なおみ選手の活躍を期待する方はもちろんたくさんいらっしゃるかと思いますが、稀勢の里関を心配するファンも多いのではないかと思いますが、
〈一日一番に集中する〉
という言葉は、相撲取りがよく口する台詞です。
〈自分のプレーに集中する〉
という言葉を相撲取りが口にすることはありませんが、もし、稀勢の里関がこれまでのふがいない相撲を忘れて気持ちを切り替えようとするなら、これまでその業界で常套句と鳴っていた言葉、普段口にしていた言葉を変えるところから始めなければならないように思います。
さすがに、〈試合〉〈プレー〉は使えないかと思いますが、大阪選手に肖って、
〈相撲を楽しみ、オタオタせず、自分の相撲に集中したい〉
ぐらいのことを、笑顔で語れば、初日からいい流れができるのではないかと思います。
「相撲を楽しむとは何事か!」
てなお叱りの言葉があちこちから飛んでくるかもしれませんが、
〈相撲を楽しむことは、初心に還ること〉
てな返し技も見せてもらいたいと思います。
がんばれ、稀勢の里!
大坂なおみ、ファイト!