伝楽亭五夜〜第三夜『落語と俳句の会』レポート〜

第三夜『落語と俳句の会』も盛況でした。

 

久しぶりの八景節に、三題噺からできた玄関師の噺、かかし師のビジネス指南落語に花を添えてくれたのが、みたらし嬢でした。

 

アタクシの『干支屋(丑の間)』はと申しますと……

 

丑の日に干支屋を訪れて丑の間を希望した若い女性は、番頭から丑の刻参り一式も買って指導も受けます。

しばらくして帰ってきた旦那は、女を泣かせる輩で、

「藁をもつかむ気持ちで丑の刻参りで藁人形をつかむやなんてな、ハッハッハ……」

てなことを言いながら、売れて足りなくなった藁人形を作ります。

 

夜になって、女性が裏の神社で丑の刻参りを始めると、藁人形を作っている旦那が苦しみ出して、番頭に助けを求めます。

しかし、

番頭「あきまへん」

旦那「なんでや」

番頭「藁、つかんでます」

                                   デンデン

 

不評でございました……

 

『俳句の会』もよろしゅうございました。

 

打ち上げも、いつもの扇楽ですき焼きを御馳走になりまして、楽しい一時を過ごすことができました。

 

本日は、台風の影響で演者が揃うかどうか、というところを、主催の玄関師は心配されていらっしゃいますが、玄関師お一人でもお客様がいらっしゃれば開演されるそうです。