第三夜『落語と俳句の会』も盛況でした。
久しぶりの八景節に、三題噺からできた玄関師の噺、かかし師のビジネス指南落語に花を添えてくれたのが、みたらし嬢でした。
アタクシの『干支屋(丑の間)』はと申しますと……
丑の日に干支屋を訪れて丑の間を希望した若い女性は、番頭から丑の刻参り一式も買って指導も受けます。
しばらくして帰ってきた旦那は、女を泣かせる輩で、
「藁をもつかむ気持ちで丑の刻参りで藁人形をつかむやなんてな、ハッハッハ……」
てなことを言いながら、売れて足りなくなった藁人形を作ります。
夜になって、女性が裏の神社で丑の刻参りを始めると、藁人形を作っている旦那が苦しみ出して、番頭に助けを求めます。
しかし、
番頭「あきまへん」
旦那「なんでや」
番頭「藁、つかんでます」
デンデン
不評でございました……
『俳句の会』もよろしゅうございました。
打ち上げも、いつもの扇楽ですき焼きを御馳走になりまして、楽しい一時を過ごすことができました。
本日は、台風の影響で演者が揃うかどうか、というところを、主催の玄関師は心配されていらっしゃいますが、玄関師お一人でもお客様がいらっしゃれば開演されるそうです。