握手の弊害

日本人は、握手について誤った認識を持っているのではないでしょうか?

 

NHKNEWSWEB、NewsUpに、

『「握手」でいじめ、なくなるのか?』

という記事が掲載されています。

 

これまでにも、加害児童と被害児童を握手させて仲直り、いしめは終わったとする教員の対応が適切でないことは、周知されているように思っていましたが、残念ながらそうではないようです……

 

国が二年前に改訂した

〈被害児童を徹底して守る〉

〈加害児童には、教育的配慮の下、毅然とした態度で指導する〉

〈いじめは謝罪を持って安易に解消することはできない〉

とあるにも関わらず……

 

元々、握手なる習慣は、日本にありませんでした。

それが友好の有効な手段として欧米から持ち込まれてから、なんだか握手で物事がすべてうまく運ぶ、なんて妄想が日本人に定着しているのかもしれません。

 

ゴルゴ13は、決して握手をしません。

しませんが、徹底的に相手を知ることによって狙撃に関する最低限の信頼関係を築きます。

 

多分、何か問題が発生したときに、〝毅然とした態度〟を示さぬまま相手との協調を優先させようとする慣習が元から日本の社会にあって、そのために握手が用いられるようになったことが問題をさらに悪化させることになっているのではないか、とアタクシ、個人的に感じておりますが、いかがなものでしょうか……

 

そう言いながら、アタクシも、日々、安易な妥協を積み重ねてしまっておりますが……