イチロー杯・最後のメッセージ

今年、現役を引退したイチローさんが、出身地の愛知県豊山町で長く行われてきた少年野球大会「イチロー杯」の最後の表彰式で、少年たちにメッセージを送ったそうです。

 

学生野球の資格回復制度の研修を受けて感じたことから、

「厳しく教えることが難しい時代に、じゃあ、誰が誰に教育するのか、というと、最終的には自分で自分を教育しなければならない」

と話されたそうです。

 

先日、学生時代に担当の教授に論文を持っていくと、最初の数行を読んだだけでごみ箱に捨てられて、それを持って帰って書き直して再提出したという経験をされた方のお話をうかがう機会がありました。

もし、ごみ箱に捨てられた論文を学生が持って帰らなかったら、教授は、その論文をシュレッダーに入れて、次にその学生が再提出した論文も見なかったそうです。

「自分で読み直して書き直すことをしない学生の論文は読むに値しない」

ということらしかったと、話されていました。

 

今、そんなことをしたらたちまち問題になるところですが、教授は、学生に自分で自分に気づくことを求めたのではないかと、その方はおっしゃいました。

 

〈最終的には自分で自分を教育しなければならない〉

 

教える側の非を唱え、納得のいくように教えることを要求する前に、己の胸に刻んでおかなければならないことのようにも思いました……

 

そんなことを例によって例の友人に語りましたら、

「でも、キミの場合、自分で自分を教育することなんて、できないよね」

 

できてりゃ、アタクシ、、こんなことにはなっていません……