2015-01-01から1年間の記事一覧

ブログ継続300日!

いつもありがとうございます。 おかげさまで、本日、300日連続ブログ更新とあいなりました。 今月は、1日1回の更新ペースですが、ブログの記事は、400本以上になります。 「ビジュアルに頼らず、どうしたら書くだけで毎日ブログを続けられるの?」 …

かい!

講談の魅力の一つは、七五調の修羅場読みにあります。 ただ、講談のその魅力が、講談の人気を下げている面もあるように思います。 観客が、意味を解しないからです。 かつて落語でも、 「古い言葉が出てくるから、観客にわかってもらえない……」 ということが…

行司の覚悟

今場所の大相撲、九州場所で立行司が出場停止になりました。 第40代式守伊之助が先場所10日目に、今場所は3日目と7日目に軍配差し違え、勝敗を誤ったためです。 軍配を止し違えたときには自らの命を絶つ覚悟を持っている行司は、短刀を帯して土俵に上…

『冬の華』から学んだはずの男の魅力

小林稔侍さんに初めて注目したのは、降旗康男監督の東映映画『冬の華』です。 黙って包丁を研ぐ板前役で、まったく台詞はありませんでしたが、その存在感に見入ってしまいました。 役者の魅力は、台詞を口にするときではなく、むしろ黙っているときにこそ表…

小説家の条件

今年、没後50年、生誕130年ということで、『細雪』の作者である谷崎潤一郎さんが注目されています。 妻がありながら、恋慕した人妻と結婚を果たしたという谷崎潤一郎さんですが、作家という人種のサガかもしれません。 背徳をテーマに小説が書けるのは…

朝の目覚め

朝、職場で、エレベーターが降りてくるのを待ちながら、身体を動かしている女性がいらっしゃいました。 そこへ来合わせた私に、 「ちょっと、身体を動かしておこうと思いまして……」 照れ隠しのようにおっしゃりながら、エレベーターに乗られましたので、私も…

《フェルメールとレンブラント》肖像画の真実

《フェルメールとレンブラント》では〈風景画〉〈海洋画〉〈静物画〉〈風俗画〉〈肖像画〉とコーナーが分けられていました。 「どうしてこれをモチーフにしたのだろう……」 などと思いながら、それぞれの絵を観ていましたが、〈肖像画〉だけは、富裕層が後世…

《フェルメールとレンブラント》有名無名の基準と功罪

京都市美術館で開催されている《フェルメールとレンブラント》を見にいきました。 昔、レンブラントさんの光を巧みに描写した絵画に感嘆したことがありましたので、再びそうした絵を目にしたいと思っていましたが、実際には、フェルメールさんやレンブラント…

自分のことはよく承知しております……?

日本大学の名誉教授が暴力団幹部から10年前に2000万円を借りながらいまだに返していないことが発覚し、大学を追われるようです。 この名誉教授は、アメリカの法律について講義をしていたということですが、日本の法律、条例には詳しくなかったというこ…

寒いネタの使い方

「今日は立冬…… 朝晩、寒くなりますね」 「いやあ、もう今からどうしてこんなに寒いんだろうと思っていましたら、アタシの懐と心が寒いことに気がつきまして……」 毎年、冬に使っています。 「いやあ、寒い日が続きますね」 「本当に…… 今からこんなに寒かっ…

既成の概念を覆す世の中の行く末

駅前の書店のレジカウンターにキットカット(抹茶味)を置いていましたので、文庫本を買うついでに、 「これ、売れるんですか?」 と尋ねましたら、 「ええ、私らも驚いています」 「やっぱり、外国人の観光客が買っていくんですか?」 「電車の中でちょっと…

三題噺・添削セミナー

先日、大学入試に関わる〈志望理由書〉と〈小論文〉の添削に関する考え方や添削ポイントについて、高校の先生方の前で、80分、お話をさせていただきました。 添削の題材となる文章を5本ほど事前にいただいておりましたので、それらを使いながら〝何〟を〝…

緊張、迷い、裏切り……そして正義

「緊張してしまって、失敗してしまいました……」 「緊張感が足りなくて、失敗してしまいました……」 〈緊張する〉 ということと、 〈緊張感を持つ〉 ということは違うようです。 「でも、キミの辞書に《緊張》はないよね」 「じっくり考えて出して結果だから仕…

泡沫候補のドンガラガッチャン!

大阪府知事選挙が告示されました。 3氏が立候補の届けをしてりますが、現職の松井一郎氏と栗原貴子の対立構図に注目が集まり、元高校教諭の美馬幸則氏の公約や主張などがマスコミなどに出てこないのはなぜでしょうか? 政治や宗教に関する話題は避けようと…

計画をねり、日をさだめ、全身の気力をふりしぼって、相手にぶつかって行く

大阪万博の太陽の塔を創出し、 「芸術は爆発だ!」 などの言葉を残した芸術家、岡本太郎さんの肉声を使ったコマーシャルを、最近、よく目にします。いえ、耳にして注目してしまいました。 好きなことを仕事にして生きている人はほんの一握りしかいない、とい…

再起のチャンスを摑め!

再起をかけて成功を手にした人が口にする言葉を耳にすることがあります。 『失う物はありませんから……』 博士号を剥奪された小保方晴子さんが、最初からそれを目的としたような大学の対応に憤慨されているようですが、逆に再起にはいいチャンスかも知れませ…

パンダに『源氏物語』!

昨日、11月1日は《計量記念日》でした。 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは、双子のパンダの体重測定が行われたそうです。 特に記念日を創設しなくても、毎日計量しては一喜一憂している方は少なくないと思います。 11月1日は《古典の日》で…

最初にありがとうございます!

近所のショッピングモールに立ち寄りましたところ、店頭に野菜や日用品を並べる特売イベントをやっていました。 さて、のぞいて行こうか止めようかと、瞬時、思案しておりましたら、 「いらっしゃい! いらっしゃい!」 ではなく、 「安いよ! 安いよ!」 で…

仮想のハロウィーン仮装店

今日、スーパーマーケットに立ち寄ったところ、オレンジ色のもじゃもじゃ頭のカツラを頭に乗せた男性店員を見てしまいました。 10月に入って、スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでも、店員が頭にハロウィーンの帽子を乗せていますが、最初にそれ…

〈サンダーバード2号〉に何を搭載するのか?

NHKで『サンダーバード』を放映しています。 アタシらが子供の頃に見ていたのと同じ操り人形ですが、圧倒的に滑らかな動きを見せてくれています。 ストーリー展開も、昔よりかなりスピーディーに感じます。 それでも変わらず魅かれるのは〈サンダーバード2…

解説に新たな視点を……

多くの文庫本の巻末には〈解説〉が掲載されています。 そこに記述されている小説や作者に関して、読者の知らない知識やエピソード、読み方や解釈を記すのが〈解説〉の本分かと思いますが、それが作品や作者の称賛に導かれるのは必然と言えるかもしれません。…

ハロウィーンの行く先……

クリスマスやバレンタインに続いて、ハロウィーンが日本の文化として定着しそうです。 本家本元のヨーロッパのハロウィーンより盛り上がっているそうですが、クリスマスやバレンタインが独自の変化を遂げているように、きっとハロウィーンも今のコスプレ中心…

年賀状の魅力!

今日から年賀状が発売されているそうです。 ただ、年賀状の今年の販売枚数は、昨年より2億枚ほど少ないそうです。 それだけ年賀状の交換が減っているということでしょう。 パソコンが普及し、独自のデザインの年賀状を自宅で安価に作ることができるようなり…

東京モーターショーで世の中は面白くなるのか?

今年の東京モーターショーで、自動運転自動車が披露されるようです。 何年後かには、ハンドルを握って運転しなければならない自動車はなくなるでしょう。 そうなると、アタシのようなペーパードライバーが運転席に座っても事故のリスクはかなり軽減されます…

誰も気づいていないコミュニケーションの基盤

あいかわらず、コミュニケーションの重要性が説かれ、その能力の向上を図るための書籍が売られ、セミナーが開催されているようですが、コミュニケーションの基盤になっているのが、実は声の出し方や滑舌の善し悪しであるということに、多くの人は気づいてい…

ボランティアの秋

ボランティアがすべて善かというと、そうではありません。 迷惑なボランティア活動もあります。 母の日や敬老の日が訪れると、にわかに親孝行を演じたりお年寄りが喜ぶイベントに加わったりする輩と同じように、芸術の秋の名の下に著名な美術展に足を運ぶ人…

今日もステキな一日でした!

今日、銀行に寄りました。 窓口にメッセージカードがありましたので、それに目を向けますと、 「私たちのメッセージです」 と、処理を終えた窓口の女性が笑顔で声をかけてくれましたので、 「ご覧になる方はいらっしゃるんですか?」 「ええ、窓口全員のメッ…

キツネとカメとキリギリス

故事成語になっている《虎の威を借る狐》の話では、キツネの小賢しさが強調されていますが、虎に捕まって死ぬか生きるかの瀬戸際にあったキツネの知恵を称賛されるべきではないかと思います。 イソップ物語などに登場する《ウサギとカメ》の物語では、一般的…

伝統的DNA

最初に触れたのが旭堂南左衛門さんでしたから、数年前に、当時の旭堂小南陵の講談を初めて聴いたときに思いましたのは、 「南左衛門さんの講談とは違って、講談という伝統芸能の〝型〟を高座で演じているだけではないのか……」 という感想でした。 でも、伝統…

日本古典芸能鑑賞論

日本の古典芸能で、多くの方が好きな落語家として名前を挙げるのは、テレビやラジオでの露出が多い人のようです。 落語家というより芸能人です。 落語の腕前で言うと、メデイアの露出に関係なく、うまい噺家はいらっしゃいますが、テレビに出ていないからよ…