三題噺・吉野の別れ

本日の三題噺の会でいただきましたお題は、

〈弁慶〉〈桜を見る会〉〈讃岐うどん

でした。

 

吉野山に逃れた義経は、〈弁慶〉を呼んで、満開の桜の下で〈桜を見る会〉を催す支度をするように命じます。

ここで静御前と別れて、自らは奥州へ向かい、静御前は和歌山から四国、讃岐に逃がそうと考えたからでした。

ここで今生の別れを告げるつもりでしたが、これを漏れ聞いた静御前は別れたくないと言います。

「兵を集めて再起し、夏…… いや秋までには迎えに行く。それまで、〈讃岐うどん〉でも食べて待っていてくれ」

「いいえ、待てません。夏になって冷やしうどんになってしまったら、出し(出汁)抜かれてしまうかもしれません」

                                   デンデン

 

シンキングタイムで落語をやってくれる方がおりませんでしたから、くじで四番を引いたアタクシが、最初に高座に上がって、還暦の会の出来立てのチラシを使ってくだらないことをしゃべっているうちに、他のメンバーが考えるということになりまして、それでまあ、こんな噺になってしまいました……

なんて、やっぱり言い訳ですね……